以前、このブログで私と母親の関係性について書いたことがあるのですが、実は密かに反響が多かったりします。
この記事は内容がちょっと重いこともあって、不特定多数に公開されてしまうコメントよりもメールで感想やご自身の経験について送ってくださる読者さんがほとんどです。
読者さんからいただくメールには私も共感できる内容が多いのですが、やはり世の中には母親との関係に悩んでいる人が多いのだと実感させられますね。
とくに女性の場合は深刻です。
ただ私が母親を許したのは、あくまで今後の自分の人生が少しでも楽になるためであり、母親のことを思ってではありません。
そして、たとえ許したといっても、母親とかかわるのが「うざい!」と思うことの方が今でも多かったりします。
なので、昔の私と同じように大嫌いな母親を許そうとしているけれど、正直うざいと思っている人も自己嫌悪に陥る必要はありませんからね。
ということで、今からお話しすることは、あくまで私自身の事例ではありますが、母親がうざいと感じている方のヒントになれば嬉しいです。
ちなみに母親との確執についての対処法は、先ほど取り上げた記事の中に書いてあるのでこちらでは割愛します。
もくじ
母親がうざいと思う最大の理由
私が母親と接していてうざいと思う理由は、一般的にありふれている「口うるさい」だとか「過干渉」だとか・・・そういったものではありません。
物心ついた頃から母親の生き方そのものが嫌で、
- 物事を感情ベースでしか捉えられない
- 働けるのに働く気がない
- 自分の不幸を他人や何かのせいにして言い訳する
- 誰かに依存しないと生きていけない
- 自己中心的な振る舞い
↑↑に基づいた発言や行動を見ているとイラッとしますw
はっきり言って「うざい!」
その感情は自分が大人になるに連れて明確になっていきました。
子供の頃は、ワケもわからず反抗してただけだったけれど、大人になると社会のルールやモラルがわかってきますからね。
私が母親のことを「うざい!」と思う最大の理由は、ちょっとした愚痴だったり、文句や小言の裏側にある嫌いな生き方が透けて見えることだったりするわけです。
たとえ口うるさくても、怒りっぽくても、その根底に愛情はもちろん、前向きに生きる姿勢やひた向きさを感じられれば、同じ言葉を発したとしても「うざい」の度合いはもっと軽いのではないかと思います。
以前、私と母親との関係性を書いた記事についてメールをくださる読者さんも、おそらく同じような状況ではないでしょうか?
こうして言語化してみると、自分の頭の中でモヤモヤしていたものがクリアになっていくものです。
以上を前提条件に私が母親をうざいと思う理由についてもう少し掘り下げていきますね。
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感情的でヒステリックな母親に話は通じないと思った方がいい
子供の頃は自分が何か悪いことをしたから親に怒られていたのだと思い込んでいたけれど、大人になってあらためて考えてみると、おかしなことってありませんか?
私の場合は、口が達者な子供だったこともあり、よく大人をイラっとさせる発言が多かったようです。
たとえば、私は子供の頃からよく母親と口喧嘩をしていましたが、わかりやすいところでいうと「親に向かって口答えするな!」という理屈です。
こっちは母親の発言に対して純粋におかしいと思ったから反論しているわけで、納得のいく説明を求めているのに「親に向かって口答えするな!」という返答は、大人になった今、冷静に考えると適切な受け答えとは言い難いですよね?
感情論でブチ切れるというのは、大人として、親としていかがなものかとさえ思ってしまいます。
まあ、口論している時はこっちもヒートアップしているので、それが結果的に母親を挑発してヒステリックな状態にさせてしまっているのかも知れませんけどね。
しかし、たとえ娘とはいえ相手の話を理解しようとせずに、一方的に感情をぶつけてこられても何も得るものはないですし、お互い疲れるだけです。
さらに私の母親の場合だと何でも他人のせいにする傾向が強いため、結果的に自分の人生がうまくいかない原因を私に求めるからタチが悪い・・・。
はっきり言って「うざい!」(二回目)
「たとえ親であっても、自分の人生に悪影響を与える場合はあえて距離を置く」という対処法は、このような私の経験を踏まえたものだったりするわけです。
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育ててもらった恩は一応あるけど勘違いしないでほしいというのが本音!
世間では自分のことを育ててくれた親には感謝するものだというのが道徳的だったりしますが、世の中にはそういうわけにもいかない事情を抱えて生きている人もたくさんいます。
自分と他人を比較して考えるのは良くないですけど、私よりももっと劣悪な家庭環境で育った人だったり、「ここまでされて一体どうすれば感謝できるの?」と思うほど酷い親もいますからね。
あと、偉そうに「育ててやった!」とか口にする親というのは、たぶん、何も子供に対して与えることができなかったのかも知れません。
自分の子供が成人するまで保護者としてきちんと育てるのは扶養義務ですからね。
扶養義務を果たしただけで、まるで偉業を成し遂げたかのように「お前を育てた!」なんて言われてもねぇ・・・って話ですよね?
はっきり言って「うざい!」(三回目)
もちろん親としての義務を果たすことも大変だと思いますよ。
しかし、「育ててやった!」と口に出してしまうことで、すべてが台無しになってしまいます。
ある種の傲慢さによって親への尊敬の念が消えると同時に感謝の気持ちも薄らいでいくものです。
そういえば、子供の頃、男に捨てられて子育てどころではなくなった母親が私を施設に入れようと思っていると、電話越しに誰かと話しているのを立ち聞きしてしまったことを思い出しました。
今ではもう許しましたが、子供心にとてもショックだったことを覚えています。
とはいえ、そんな私もまったく親に対して感謝していないわけではありません。
今自分がここにいるのも親があってのことですからね。
ただ勘違いしてほしくないという気持ちはあります。
あと、ここからは私の個人的な小話なんですが・・・
私は自分のことを育ててくれたのは母親というよりも、家庭の事情を心配して私のためにお弁当を作ってくれたり、迎えに来てくれた学校の先生(今の時代だと大問題?)だったり、私が早く自立できるようにいろいろ協力してくれたバイト先の店長さんだと思っています。
あの時代は、そういうアツい大人たちがいたんですよね。
今思えば、当時私を育ててくれた大人たちは現在の私よりも若かったという・・・?
自分の親と違って私を育ててくれた大人たちは、決して恩着せがましいことは言ってきませんが、今でも感謝しかありません。
もうこの世にはいない人もいるのが悔やまれますが・・・
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たとえ母親を許しはしても「うざい!」というのは紛れもない事実
ここまでの流れではあえて触れてませんでしたが、私が心底母親のことを「うざい!」と感じたのは、なんと言ってもお金の無心です。
夜の世界に飛び込んで、血と涙と汗にまみれて突っ走っていた頃からだったかな?
当時は自分だけでなく、交際相手や母親の生活費まで私が賄っていました。
これでは、どんなに稼いでも自分にお金は残りませんよね・・・?
そんな生活は、私が結婚してからも続いていました。
昼間の仕事に就職して収入が激減したので、夜も働いてましたね・・・
離婚後、ある出来事をきっかけに母親を許そうと決心したわけなんですけど、↓の記事にも書いたとおり、私がすべて過去のことを水に流しただけで母親との関係が改善したわけではありません。
母親とは離婚直後に仕方なく一緒に生活していた時期もありましたが、現在では私から連絡を取ることはほとんどなく、距離を置いてます。
「母親と距離を置く」というとなんだか薄情な人間に思われてしまいそうですが、お互いにとってそれがベストなんです。
もちろん母親の身に何かあった時は、私も駆けつけますし、生活費がなくなったら援助はしますよ。
でも、たとえ今までのことをすべて水に流して母親を許したとしても、「うざい!」というのは事実です。
なので、現在、母親との関係を少しでも改善しようとがんばっている方も、「うざい!」と思うのは当然のことですし、許そうと一生懸命努力している一方で「うざい!」と感じている自己矛盾に思い悩む必要はありません。
一見すると「うざい」というのは一時の感情だと思ってしまいがちですが、一時の感情を抱くのは母親の発した言葉そのものに対してのみで、言葉の背景にはそう思わせる事実があったりするわけです。
そんな母親に対して適度な距離感を保ちつつ、遠目から見守っていれば、たまに「ウゼーな!」と思う程度だったりしますw
そして母親に対して「うざい!」と感じるのは、距離は置いていながらもきちんと向き合っているということです。
それと同時にお互い距離を置くことは、自分の思い通りにならないとヒステリックに感情を爆発させる母親への配慮だったりしますからね。
世間では「親を大事にしましょう!」みたいな漠然とした一般論を自分が思考停止していることにすら気づかず、あたかもそれが当たり前かのように押し付けてくる人もいますが、生まれ育った環境や親子関係によっても適切な親とのかかわり方は違いますし、親のためにできることも人それぞれなので「これが正しい!」なんて唯一無二の答えはありません。
母親を許すことで恨みは消えても、うざいという事実は変わらないものです。
この記事を読んでいただいて、母親との関係性に思い悩んでいる女性読者さんの気持ちが少しでも軽くなればいいなと思います。
親子関係の悩みって相談しづらい!
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