雇われない生き方・働き方って魅力的な言葉ですよね?
とくに普段からこんなことを考えている人にとっては、刺さるワードかもしれません。
- 毎朝、会社に行くのが怠い・・・。このまま寝ていたい。
- あと何日我慢すれば休みだったっけ?
- 今日も嫌な上司と顔を合わせないといけないのか・・・
- あと何十年、会社と自宅の往復を繰り返すのだろうか?
- 今日は働きたくない。パーッと遊びたい気分なのに・・・
- 働いても給料は上がらないし、生活は苦しいままだし・・・
誰でも↑のような気持ちになったことはあると思いますが、そんな状態の時に「雇われない生き方」とか「自由な働き方」みたいな情報を目にすると惹き込まれますよね?
しかし、思考停止状態でこういった情報を真に受けてしまう人は気をつけた方がいいかもしれません。
もくじ
雇われない自由な働き方といえばフリーランス?
最近では働き方改革といった流れもあって、フリーランスという働き方がメディアなどでも取り上げられたりしているようですが、やたらと自由ばかりがピックアップされているように思えます。
本来、自由には責任が伴うものなんですけど、なぜか責任(自己責任)には軽く触れておけばOK(まったく触れない場合もある)といった感じで、メリットばかりを強調する風潮っていうんですかね?
たしかに人間関係や労働環境に耐えながら会社勤めをされている人たちにとっては、雇われない生き方って魅力的なんですけどね。
現在は仕方なく会社員を続けているけど、いつかは独立してフリーランスになりたいと思っている人も少なくないと思います。
私の場合、正社員→派遣・パート→フリーランスといった転落人生を送ってきただけで、もともと独立志向だったわけでもなく、結果的に最後に残った選択肢がフリーランスだったこともあって、こういった流れとは考え方がちょっと違うんですけどね。
まあ、簡単に言ってしまえば「社会不適合者だから誰も雇ってくれないし、覚悟を決めて自分でやるしかない」ってところまで追い詰められて現在に至るといった感じです。
自由になりたいからフリーランスという発想はなかったんですよね、私。
なので、世間一般で言われているような「フリーランスで雇われない生き方を実現」みたいな考え方と比較すると、私の場合は少し違います。
しかし、雇われない生き方を実現したいのであれば、この記事の内容は最低限、知識として押さえておく必要はあると思いますよ。
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雇われずに生きるために必要なスキルとは?
私が正社員で働いていた頃からフリーランスに転落するまでの経歴を、軽く振り返ってみるとこんな感じです↓(フリーランスに転落ってw)
- 正社員時代(自由になりたかったけど安定した生活)
- 派遣・パート時代(そこそこ自由だけど将来が不安)
- フリーランス(自由だけど覚悟が必要)
正社員だった頃は、フリーランスなんて考えもしませんでした。
水商売時代と比較すると、就職して給料がガーンと下がったのは痛かったですけどねw
ただし、学生時代からテレアポのバイトで成約を取ったり、夜の世界で指名を取ったりしてきたので、売るものさえあれば集客と信頼関係の構築、セールス次第で何か自分でも商売はできるだろうとは思っていました。
当時はまったく意識していませんでしたが、DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)と呼ばれる手法をすでに実践していたって感じですね。
この経験があるから、フリーランスという選択肢にたどり着いたのかもしれません。
まあ、言いたいことは、雇われない働き方といっても「集客・信頼構築・セールス」のスキルは必要不可欠だということです。
その理由はこんな感じ↓
- 生きていくにはお金を稼ぐ必要がある
- 収益を発生させるには何かしら商品やサービスを販売する必要がある
- 商品やサービスを買ってもらうには信頼関係が大切
- 商売として成立させるには集客力が多いほど潤う
さらに細かいことを言えば、市場調査やターゲッティング、セグメンテーション、LTVの最大化みたいなものもあるんですけど、小難しいことを書いても読者さんは混乱するだけだと思うので割愛しますね。
要は、ただ単に現状から開放されて自由になりたいという気持ちだけで、フリーランスを選択するのはどうかということです。
収入を得るためには何かを売らなければならないわけです。
自分の時間を切り売りするのとは、また違うんですよね。
あと、フリーランスにおいてはメリットだけでなく、デメリットもきちんと把握しておいた方がいいですよ。
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フリーランスのメリット
- 好きな時間に好きなだけ働くことが可能
- 煩わしい人間関係から開放される
- 自分次第で大きな収入を得ることも可能
- 自分のペースで働くことが可能
- PC1台、スマホ1台でも可能
フリーランスのデメリット
- 自己責任
- 収入の保障がない
- 社会的信用が低い
- 収入が不安定
- 事業が軌道に乗るまで時間を有する
- 確定申告をして自分で納税する義務がある
アラフォーで再就職が難しい人はフリーランスという選択も?
以前もこのブログで取り上げましたが、アラフォークライシス世代で非正規雇用を余儀なくされた人たち(私も含む)を見ていると、とにかく正社員になれれば今の状況から抜け出せると思っている人もチラホラいるみたいです。
40代になって職歴がない場合、さすがに正社員として一般企業に雇用してもらうのは厳しいというのは、ほとんどの人がわかっていると思います。
厳しい現実に直面していて、実際に辛い思いをしているなら、生きるために覚悟を決めることもできるでしょう。
しかし、現実を冷静に見てみると・・・
「人は解決策よりも救いを求める」という言葉の通りなんだなあ~といった印象ですね。
そもそも社会的信用なんてないのだから、体制にしがみつくよりも自立を目指した方が、納得できる人生を送ることができるんじゃないかなと個人的には思ってますけどね。
これは誰も救ってはくれない割を食う世代だからこそ、強かに生きていく必要があるという話なわけで、決して「フリーランスは自由!ノンストレスで好きな時間に好きなだけ働けばOK!好きなだけ稼ぐこともできて最高!」といった甘い戯言ではありません。
良い飼い主に見つけてもらえるように努力するよりも、覚悟を決めて弱肉強食の野生の世界に飛び込んで、飼い主に餌を与えてもらうのではなく、自分で獲物を捕る生き方にもう少し目を向けてもいいんじゃないかな?
・・・と思うわけですよ。
アラフォークライシス直撃世代の私としては、フリーランスという働き方は社会不適合者が自分らしく生きるために有効な選択肢のひとつだと考えています。
どこまで参考になるかわかりませんが、私の場合は、ライターとして企業と契約したり、自分でもウェブメディアを運営したり、調査員みたいな仕事をしたり、ゴーストライター的なことやら何やら・・・NDA(秘密保持契約)もあるのでくわしく書けない部分もありますが、フリーランスの仕事と非正規雇用をうまく使い分けることでなんとかやってこれました。
合わせて↓の記事をお読みいただくと、何かヒントが得られるかもしれません。
雇われずに生きるには覚悟と強かさが必要
雇われない生き方というと、誰もが憧れるような
- 時間的自由
- 精神的自由
- 肉体的自由
- 経済的理由
↑が手に入ると思っている人も多いようですが、基本的にはすべて自己責任、弱肉強食の世界です。
たしかに時間的な拘束や煩わしい人間関係、勤務先によって決められた収入の上限からは開放されますけどね。
そこに行き着くためには、それなりの覚悟と生きるための強かさが必要です。
良い飼い主に餌を与えられて大事にされている飼い猫が、いきなり弱肉強食の野生の世界に放り込まれても、普段から野生に生きている野良猫たちのように逞しく生きていくのは難しいですからね。
自分で獲物を捕らなければいけない野生の世界で「モチベーションが・・・」なんて言ってたら、それこそ死活問題ですよ。
逆に最初から社会的信用もなく、組織にうまく馴染めないような不適合者にとっては、すべてが自己責任でスリリングかつ刺激的な野生の世界には大きな可能性が広がっています。
そこには学歴も経歴も関係なく、自分次第でどこまでも高く飛べる自由な世界があることはたしかです。
「飼い猫として生きるか?」
「野良猫として生きるか?」
どちらを選択するかは人それぞれですし、それぞれにメリット・デメリットはあります。
「どっちがいいか?」といった低レベルな話ではありません。
以前「高学歴で非正規雇用・フリーターだった女友達の現在は?」という記事の中で、高学歴でフリーター生活を強いられていた私の友人の話をしましたが、実は飼い猫と野良猫の例えは彼女と話していた時に出てきたものです。
私たちは出会うまでそれぞれ別の世界で生きていました。
私もこれまでいろいろありましたからね。
私の場合は、離婚後の人生がとにかくボロボロで、捨て猫のような状態で彷徨っていました。
一方、高学歴にもかかわらず派遣やパートを転々としていた友人は、良い飼い主を探す生き方に疑問を抱き、自ら野生の世界で野良猫として生きることを選択しました。
私たちはお互い別々の世界にいたわけなんですけど、今では同じ野良猫として路上で強かに生きてます。
誰かが餌を与えてくれるわけではないので、このように↓愚痴を言ってダラダラと時間を浪費している暇はありません。
食うか食われるかの弱肉強食の世界は、スリリングでエキサイティングです。
技術さえあれば独立してやっていけると思い込んでいる人も世の中には多いようですが、実際には野生の世界に適応できないと厳しいんじゃないかなと。
人は問題の解決策より救いを求める
話を冒頭に戻しますが、昨今、メディアなどで言われている雇われない生き方・働き方というのは、仕事に関して何かしら不自由を感じている人たちにとって魅力的に映ることもあるでしょう。
フリーランスという働き方は、そんな問題を解決するための手段でもありますからね。
しかし、冷静に現状を観察していると、自由な働き方という表面的なイメージだけを真に受けて、問題の解決策としてではなく、フリーランスに救いを求めているような人も決して少なくないようにも思えます。
人って問題の解決策より救いを求める傾向が強いんですよね・・・
雇われずにフリーランスで生きていくには、救いを求めて何かにすがるような姿勢とは真逆の強い意思と覚悟が必要です。
偉人の伝記なんかを読んでいると、野生の世界で泥水をすすりながら成り上がった人が多かったりするのもなんだか納得できます。
自由だとか、成功だとかっていうのは、あくまで結果論ですからね。
結果に至るまでのプロセスをよく観察すると、見えてくるものがたくさんあります。
この記事を読んでいただいて、何かしら参考になれば嬉しい限りです。