「仕事にプロ意識を持て!」はブラック企業的な洗脳?

仕事にプロ意識はいらない?

「仕事にプロ意識を持て!」と言われたことってありますか?

よく会社の研修だったり、オリエンテーション、または毎日の朝礼(?)なんかでそれっぽい言葉が飛び交ったりする機会も多いのではないかと思います。

そしてある日、ふとこんなことを思う人も多いのではないでしょうか?

「私のやっている仕事にプロ意識なんて必要なのかな?」

「この会社にプロ意識を持っている人なんていったい何人くらいいるんだろう?」

「プロ意識を語る前にプロの仕事を見せてくれよ!」

もちろん、高度な技術を要する仕事に就いていたり、仕事が生き甲斐だったり、仕事にやりがいを感じている人であれば「えっ!何言ってんの?仕事にプロ意識を持つのは当たり前でしょ!」と思うのも当然です。

だけど・・・

単純に生きていくために必要な生活費を得るための手段として働く場合、プロ意識を持ったところでどうなんでしょうか?

まあ、プロ意識を持つことで得られるメリットもたくさんあるんですけどね。

それと同時にプロ意識という言葉を鵜呑みにすると危険な場合もあるので、ぜひ、この記事を最後までお読みいただいてご自身の現状を見つめ直してみてください。

モチベーションよりもプロ意識!

モチベーションとプロ意識

「なかなかモチベーションが上がらないんだよね~」

「モチベーションを維持するのが難しい」

みたいなことを口にする人がよくいますが、自分の仕事にプロ意識をもって望んでいれば、そんな言葉も出てこないんじゃないかな?と思います。

厳しいようですが「モチベーションが・・・」と言っている時点でプロ意識に欠けているわけですからね。

プロ意識が高い人でも一時的にモチベーションの維持が困難になることもあるとは思いますが、基本的には常に高いモチベーションをKEEPしている傾向が強いといえるでしょう。

意識の高さがモチベーションを引っ張っているので、モチベーションが低下し難いということです。

自己啓発本などに「モチベーションが上がらないのであれば、意識を変える必要がある」みたいなことが書かれているのは、そういうことなんじゃないかなと思います。

とはいえ、人間はそれほど強い生き物ではないので、がんばって意識を変えようとしても、ちょっとした誘惑に流されたり、堕落しやすいというのも事実なんですけどね。

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プロ意識が高い人とは?

仕事においてプロ意識が高い人というのは、この3つが明確です↓

  1. ミッション
  2. 価値の創出
  3. 自己成長

ミッションというのは使命のことです。

自分がこの世に生を受けたことによって、運命づけられたお役目。

こんなふうに書くと何だか崇高ですね?(笑)

ミッションを遂行することで自分自身の価値を高めていくみたいな。

で、プロ意識の高い人というのは、私みたいに仕事を単なる生活費を得るための手段として考えるのではなく、価値を創出するための活動として捉える傾向が強いです。

ミッションを遂行する過程で、その仕事を通じて世の中に何らかの価値を提供できる喜びこそが、プロ意識の高い人にとってのやりがいだったりするわけです。

また、ミッションを遂行するためには、現在よりも成長しなければならないので、プロ意識の高い人ほど成長意欲があるといえるでしょう。

「プロ意識を持て!」というのは、そういうことです。

もうね、単なる生活費を得るために労働しているような私たちとは大違いですよ。

表にまとめるとこんな感じかな↓

プロ意識の高い人
  • 仕事=ミッション(使命)
  • 労働の対価よりも価値を創出が大事
  • 給料よりも自己成長
ただの凡人
  • 仕事は生活費を得るための手段でしかない
  • 与えられた仕事をこなすだけ
  • 向上心が逆に空回りする環境

スポーツ選手、ミュージシャン、役者、モデル、クリエイターなどの職業に就いている人たちと朝の通勤ラッシュの電車に揺られているサラリーマンやOLを比較すればわかりやすいのではないかと思います。

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仕事にプロ意識が持てない理由

生活のために嫌な仕事を仕方なくしているサラリーマン

プロ意識というものが、モチベーションの維持や仕事のやりがいにつながってくることはご理解いただけたと思います。

俗にいう「仕事ができる人」の多くは、プロ意識が高く、自分の仕事にやりがいを感じていたりするわけなんですが、好きでもない仕事を生活費のために仕方なく続けている人たちにとってプロ意識を持つことは困難です。

やりたくもない仕事にミッションも何もありませんよね?

とくに横並びが大好きで仕事の愚痴や人の悪口ばかり言ってる人ばかりの職場では、プロ意識を持つことが周囲の反感を買ったり、足を引っ張られたり、妬み嫉みの原因になるリスクさえ出てきます。

「環境が人を育てる」なんて言葉もありますが、最悪な環境だとプロ意識は生まれ難いというわけです。

ちょっと極端な例ではありますが、↑の記事のような環境でプロ意識とやらは育つのでしょうか?

プロ意識という言葉を利用した忠誠心の刷り込み

洗脳

話を冒頭に戻しますが、よく会社の研修やオリエンテーション、朝礼などでお偉いさんたちが「プロ意識をもってほしい」といった発言をすることがありますよね?

真面目な人ほど気づきを得たかのように「プロ意識を持つ!!」なんて手帳にメモを取ったりします。

しかし、本来プロ意識というものは自発的に芽生えるものです。

決して自分以外の誰かによって植え付けられるものではありません。

会社の研修やオリエンテーション、毎日行われる朝礼などで語られるプロ意識というのは、従業員に忠誠心を植え付けるのに好都合な言葉なんですね…

ちょっと乱暴な言い方をあえてしますが、組織にとって支配(コントロール)しやすいのは忠誠心を持った従順な人材です。

会社への忠誠心という言葉はストレート過ぎて、なんだか奴隷を扱うようで印象が悪いため、プロ意識の高い従業員(プロフェッショナル)という承認欲求を満たすような言葉でうまく手なずけるといった感じでしょうか・・・

「プロフェッショナル=選ばれし者」みたいな選民思想に近いものもありますね?

会社の利益のために率先して動く人間を量産したい場合、ストレートに「忠誠心の強い社員になってほしい」というよりも「プロ意識を持った素晴らしい人間を育成したい!」と理想やビジョンを織り交ぜて語った方が、志が高く崇高な雰囲気になりますからね。

そう考えると、会社のオリエンテーションや朝礼ってどこか集団催眠みたいな効果があったりするのかもしれませんね。

とくにプロ意識という言葉を利用して、組織への忠誠心を刷り込むようなブラック企業には要注意です。

時間やエネルギーだけでなく、労働意欲や向上心まで搾取される危険性がありますからね。

プロ意識というのは、誰かに強要されるものではありません。

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仕事に強い責任感を持っている女性は危険?

責任感の強いできる女

以前、このブロブでも取り上げたこちらの記事↓

40代女性の仕事の悩み40代女性の仕事の悩みを解消するヒント!

↑に出てくる「仕事にやりがいを求めない」という項目にこんなことを書きました。↓

とくに女性の場合は、男性と比較すると地位や名誉より仕事にやりがいを求める傾向が強いと言われています。

引用元:仕事にやりがいを求めない

この言葉のとおり、女性は男性よりも仕事にやりがいを求める傾向が強いわけなんですが・・・

やりがいというのは、プロ意識にも直結しています。

プロ意識の3大条件でもあるミッション・価値の創出・自己成長は、やりがいのある仕事にもそのままつながりますからね。

とくに女性の場合、仕事にやりがいを感じると急に責任感が強くなったりすることがあります。

なので、責任感の塊みたいな人が生まれやすいわけなんですね。

わかりやすく例を出すと、優等生タイプとか、生徒会長タイプとか・・・そんな感じです。

そういう真面目で責任感の強い女性がブラック企業に取り込まれてしまうと、過酷な労働条件や待遇面においてやりがい搾取の被害に遭遇しやすくなります。

簡単にいってしまえば、プロ意識が高い人の特徴でもある「給料よりも価値の創出」という価値観につけ込まれて、安い対価と最低の条件で利用されてしまうということです。

「好きな仕事であれば給料は安くても構わない」という人も、わりと世の中にいたりしますからね。

実際に私の周囲にも搾取されている人がいたりするわけなんですけど、傍から冷静に観察していると、仕事に見合った対価よりもプロ意識と責任感が優位になっていて、忙しいのに常に金欠という状況から抜け出せていません。

「好きなことでお金をもらっているから仕方ないよ」

「プロなんだから対価が安くても、絶対に手を抜かない!」

みたいなことを言ってましたが、安い対価で相手の都合のいいように利用されているようにしか見えなくて何だか切ないです。

まあ、私の考えが捻くれているだけなのかもしれないですけどね。

ちなみにこの知人はウェブデザイナーです。

余談ですが、私もブログを始める前にライターのお仕事をしてた時期があるんですけど、文章を書くのが結構楽しくなってきて苦じゃないな~って思い始めていた頃、安い対価でメチャクチャ働いてましたよw

 

当時は「別に苦じゃないし、わりと好きな仕事だから安くても別にいいかな~」なんて思ったりもしたんですけど、もっと良い条件で他社の仕事を受けるようになってからは考えをあらためました。

 

ある社長さんとライター経験について話していた時に「安く買い叩かれちゃダメですよ!」と言われたのを覚えています。

 

それからは自然と極端に安い仕事は受けないようになっていきましたね。

意識高い系が語るプロ意識は薄っぺらい

プロ意識というと、何だか小難しいマーケティング用語を並べ立てて、いかにも自分はその道のプロっぽいことを語る人もいたりしますが、プロ意識だけが高くてもそれはそれで問題なんじゃないかなと・・・。

言ってることと行動がまったく一致していない人が語るプロ意識ほど薄っぺらいものはありません。

「プロ意識を語る=できる人」みたいな雰囲気に飲まれてしまう人もこの世の中には多いようですが、熱量だったり、ちょっとした気配りだったり、細かい部分にその人の本質が見え隠れするものです。

雄弁に語る自分に酔ってるだけの人って、特有の雰囲気を醸し出していますからね。

プロの世界って私たちが考えているほど、スマートでカッコいいものではないわけで、結構泥臭くて見苦しい部分も多かったりすると思うんですよ。

意識だけが高い人が表面的に語る言葉と、数々の修羅場を潜り抜けてきた人の言葉では説得力が違います。

意識高い系の語るそれっぽいウンチクには要注意ですよ。

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生活費を得るためだけの仕事にプロ意識はいらない?

ここで一旦、話をまとめてみます↓

  • 生活費を得る手段としての仕事ではプロ意識は生まれ難い
  • モチベーションよりもプロ意識が行動に影響を及ぼす
  • プロ意識は会社に強要されるものではない
  • プロ意識を利用した忠誠心の刷り込みには注意!
  • 仕事にやりがいを強く求める人(とくに女性)はやりがい搾取に注意!
  • 意識高い系の語るプロ意識は薄っぺらい

結論としては、やはり仕事にはプロ意識は持っていた方が良いということになるんですけど、それが困難な人も世の中には多いわけです。

私のように仕事を単に生活費を得るための手段として捉えているような人たちもたくさんいますからね。

もちろん仕事にもよりますが、誰でもできるような単純作業に関して言えば、プロ意識を持つよりも指示された仕事を淡々と的確に機械のようにこなす方が生産性も高く、現場では重宝される気がします。

ただし、そういった機械に取って代わられるような単純作業は近い将来淘汰される可能性も高いですけどね。

単純作業は、自分の意思を持つより命令に忠実に動く方が扱いやすいため、下手にプロ意識とか持たない方が仕事もスムーズに進むケースが多いんですよね。

プロ意識が芽生えるのは仕事ではなくて活動!

私自身、生活費を稼ぐための仕事にプロ意識はありません。

しかし、ここ何年かでそんな私にもちょっとした心境の変化が出てきました。

たとえば、このブログもそうなんですけど、文章を書くことで何かを発信していくことにやりがいのようなものを実感しているんですよね・・・

もちろん、わりと好きだし苦じゃないというのもありますけど、文章を書いているうちにこだわりが出てきたり、もっとたくさんの人たちに届けるにはどうしたらいいかを考えるようになりました。

これをプロ意識と呼んでいいのかどうかはわからないけれど、不思議なことにミッション・価値の創出・自己成長の3つを頭のどこかで意識している自分がいたりするんですよ。

そして、それがモチベーションにもつながっているという・・・。

私が経験から導き出した現段階での結論はこんな感じです↓

「プロ意識は仕事ではなく、活動の中から生まれてくる」ということ。

ミッション・価値を創出・自己成長の3つの条件が揃うのって、仕事というよりも活動の現場だと思うんですよ。

仕事にプロ意識を持っている人というのは、たまたま「仕事=活動」という方程式が成立していて、生活を支えるために仕方なく働いているような人たちにとってこの方程式は成立し難いというだけの話なんです。

でも、仕事という枠を取っ払ってみると、意外と情熱を注いで取り組んでいるものに関しては、何かミッションみたいなものだったり、価値を創出したいという願望だったり、もっと成長したいという意欲が自然に湧いてくるものなんですよね。

「情熱を注いで取り組んでいる活動だからこそ、そこにプロ意識が芽生える。」

それが自然だと思うんですけど、いかがでしょうか?

まあ、あくまで私個人の考えに過ぎませんけどね。

気づいたら、アツく語っちゃったな(汗)

いつの間にか5000文字を超えてるし(笑)

これもプロ意識の3大要素(ミッション・価値を創出・自己成長)なのか?

2 Comments

jmcmy

私は、生活するために仕事をしていると断言できます
気の合う数少ない仲間と、モチベーションのことを「餅兵衛」なんて呼んで、馬鹿にしています

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アリサ

jmcmyさん、コメントありがとうございます。

「餅兵衛」ですか。
なんだか美味しそうなネーミングですね(笑)

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