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貧乏性が心を貧しくする原因とシンプルな対処法とは?

貧乏性の深い意味とは?

以前、金欠病という生活習慣病について書きましたが、金欠状態に陥らないようにきちんと節約できていても、行き過ぎた節約は日常生活に悪影響を及ぼす危険があります。

もちろん、無駄な出費を押さえて収入の範囲内でうまく生活をやり繰りすることは良いことです。

このブログでも節約に関する記事は過去に何度か取り上げていますしね。

しかし、無理に生活を切り詰めてケチケチしていると、何をするにしてもちょっとお金がかかるだけで「もったいない!」という損得勘定に支配され、お金を使うことで得られる価値よりも残高が目減りすることにストレスを覚える人も決して少なくないみたいです。

こういったケチ臭い人を貧乏性と呼ぶようですが、決して貧乏が悪いといっているわけではありませんからね。

せっかく無駄な出費を少しでもなくそうと努力しても、結果的にケチケチし過ぎて貧乏性に陥ってしまったら本末転倒だという話です。

世の中には節約に命を削っているような人もいるみたいですが、残高が減っていくことに過剰なストレスを感じて、必要なものまで買わずに我慢したり、ランチ代程度の出費を恐れて友人関係を疎かにしたり、何でもケチケチと損得勘定で考えて心まで貧しくなっていく危険があります。

過度な節約志向には気をつけましょう!

行き過ぎた節約がケチケチした価値観に?

ケチケチ節約生活

先ほども書いたとおり、何かしらの目的があって、無駄な出費を少しでも減らそうと努力することは良いことです。

とくに昨今では、老後の生活不安だったり、そこそこ安定した生活を送っていても何かのきっかけで突然、新型貧困に陥るリスクもあるため、節約に励んでいる人も少なくありません。

生活費を安く押さえるための節約術は、わりと成功率も高く、効果を実感している人も多いでしょう。

節約の結果、浮いたお金で好きなことをしたり、ほしい物を購入することで少しでも幸福度を高められれば、それはそれで満足だと思います。

しかし、最初は何か目的があって、手段としてはじめた節約が目的化してしまうと、逆に幸福度を下げてしまう危険もあります。

節約という手段が目的化することで、とにかくお金を使うのがもったいないという気持ちが過剰になっていくと、

  • 残高を減らすことにストレスを感じる
  • お金を払う度に不安や苛立ちを覚える
  • モノの価値よりも出費に気を取られてしまって心から満足できない
  • 損得勘定が先行してしまう

↑のような価値観に囚われやすくなるものです。

もちろん、人それぞれ懐事情というものがあるとは思いますが、たとえば久しぶりに仲の良い友達同士で食事をすることになった場合、楽しむことよりも出費に気を取られてしまうのも嫌ですよね?

また、せっかく節約して貯めたお金でほしい物を手に入れても、満足感より手持ちのお金が減った消失感の方が強いというのも不幸な話です。

生活を切り詰めて、やっとの思いで貯めたお金ほど使うのが惜しいという気持ちも理解はできますが、やはり過度な節約によって心が貧しくなってしまっては本末転倒ですからね。

お金では買えない友人とのひと時やほしい物を手に入れた時の喜びを実感できないというのは、寂しいことですよね?

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貧乏性チェック!

チェック!

無理に節約しなければ大丈夫だと思っている人もいたりすると思いますが、いつの間にか気づいたら貧乏性に陥っているなんてことも可能性としては十分考えられるので、注意しておいたほうが良いでしょう。

最初は、目的に応じて節約していたはずなのに、効果が目に見えるとやがてケチケチ生活が当たり前になって、気づいたら残高が目減りするのを恐れている自分がいる・・・なんてケースも考えられますからね。

とくに↓の条件に該当する場合は、気をつけましょう!

  • モノが捨てられない
  • 銀行口座の残高が減るとイラっとする
  • とにかくお金を使わないことを優先する
  • 節約を極めようとしている
  • 自分以外の家族にも節約を強要する
  • 無料に弱い。もらえるものはもらわないと損!
  • 一円単位で割り勘じゃないと気が済まない
  • 他人の懐事情が気になる
  • 友人・知人にお金を使いたくない
  • 慎重になりすぎて行動できない
  • バスや電車を使って出かけたくない(交通費はケチる)
  • なんでも安く済ませようとする
  • 安い買い物しかしない
  • お金を使うなら人と極力会いたくない
  • ホテルや施設のアメニティを持ち帰る癖がある
  • 「もったいない!」が過剰

↑は、貧乏性の人の特徴でもあるわけですが、ケチケチした生活を送っているうちに貧乏性に陥るパターンだけでなく、もともと貧乏性の気質がある人もいたりします。

「もったいない!」という気持ちが過剰な場合は、少し注意が必要かも知れません。

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貧乏性と倹約家の違い

無駄なお金を使わない人のことを倹約家といいますが、貧乏性の節約とはまた少し違います。

貧乏性の場合は、お金を使うことによって残高が目減りする恐怖が節約につながっているといった感じです。

それに対して倹約家は、無駄な出費が何かをしっかりと把握できていて、少しでも裕福な生活を目指すためにお金の使い方をセーブするといえば、わかりやすいかと思います。

貧乏性の人たちは、お金を使うことに少なからず恐怖心があるため、どこか行動も消極的になりがちです。

貧乏性が心まで貧しくしてしまうのは、こういった考え方や行動に原因があると考えられます。

貧乏性を治すことはできるのか?

貧乏性を治すには、まず自覚が必要です。

なんとなく始めた節約が過剰になっていないかどうかチェックすることから始めましょう。

また、「何のための節約なのか?」その目的を再度、見直す必要があります。

節約というのは、あくまで手段のひとつに過ぎませんからね。

お金に執着することで心が貧しくなるのは、価値よりも数字が自分の中で優位になっている可能性が考えられます。

お金を使うことで手に入る価値とは、何かを考え直してみるのも良いでしょう。

お金を失うことよりも、新たに得られる価値に目を向けることが重要です。

常に変動する価値というものを的確に判断できるようになれば、「もったいない!」という感情に囚われて不要なものを溜め込んだり、与える喜びを実感することで他人に対してケチケチする必要もなくなりますからね。

もちろん相手にもよりますが、交友関係には出費を惜しまない方が、人生がうまくいったりするものです。

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まとめ:ケチな人になっては本末転倒

以前、書いた↓の記事では、生活コストを下げる方法がテーマとなっていますが・・・

ケチケチした節約よりも普段の生活を維持したまま出費を減らす

という見出しが出てくるように、決して行き過ぎた節約は推奨していません。

たしかに無駄な出費を押さえることは大切ですが、単なる貧乏性のケチな人になってしまっては本末転倒だからです。

今回、この記事をお読みいただいたことで、過剰な節約が貧乏性につながるリスクについてご理解いただけたかと思います。

本来、お金は使うものです。

節約によってお金を使うことに罪悪感やストレスを覚えるよりも、コツコツ貯めたお金を使って手にした新たな価値に喜びを実感できたほうが幸せですよね?

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