「仕事とプライベートの両立が大切だ!」なんて世間一般では言われたりしますが、これって思った以上に難しくないですか?
仕事と私生活の両方がうまくいけば、そりゃ幸せですよ!
でもそれは「できる人」の特権なんじゃないかと、思わず懐疑的になってしまう自分がいたりするのも事実です。
世間では、仕事とプライベートが両立できてこそ立派な社会人みたいな考え方もありますが、何も考えずにただそこを目指していても難しいのではないでしょうか?
もちろん、一時的に仕事とプライベートがうまくいくことはあるかもしれませんよ。
しかし、継続的に仕事とプライベートを両立できる人って意外にも少ないのでは・・・?
ということで、その理由と対処法についてあれこれと考えてみました。
ぜひ、最後までお読みいただき参考にしてみてください。
ワークライフバランス=仕事と生活の調和って?
仕事とプライベートの両立を語るうえで「ワークライフバランス」という言葉が使われることがあります。
ワークライフバランスというのは、かんたんに言ってしまえば仕事とプライベートの調和らしいのですが、内閣府のホームページを見るとなんだか小難しく感じますよね?(笑)
参考
仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章「仕事と生活の調和」推進サイト(内閣府)
要するに現代社会では、仕事と私生活の両立を妨げる要素がたくさんあっていろいろ大変なので、そういった現状を打破しようという動きがあるようです。
もうこの時点で、仕事とプライベートの両立は困難だということが証明されているようなものですよね?
そうなんです!
どんなに綺麗事を並べたところで、仕事とプライベートの両立は厳しいというのが現状です。
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多くの人たちが仕事と私生活を両立できない理由
現代社会が抱える問題はたくさんありますが、世の中の多くの人たちが仕事とプライベートを両立できない主な理由は↓にあげたとおりです。
- プライベートよりも仕事の拘束時間の方が明らかに長い
- 自由がきくプライベートと不自由に拘束される仕事では状況が違いすぎる
- 仕事とプライベートでは活かせる能力が違いすぎる
- 仕事とプライベートでは消耗するエネルギーが違う
- 仕事はストレス、プライベートはリフレッシュ。全然違う。
仕事とプライベートの両立といえば、お互いのバランスをうまく取ることが秘訣みたいな話もありますが、そもそも両者はまったく違う性質なわけで、もともとアンバランスなんですよ。
1日は24時間で誰にでも平等ではあるけれど、プライベートよりも明らかに仕事をしている時間の方が長いという人がほとんどだったりしますよね?
仮に会社で過ごす勤務時間を8時間、通勤時間は往復2時間だとすると、この時点で10時間は仕事と関わっていることになります。
ここからさらに食事やお風呂、睡眠時間などを差し引くと、どうしても時間的には仕事よりプライベートの方が少なくなってしまいます。
で、仕事というのは基本的に会社の指示で行動する場合が多く、プライベートのように自分次第で自由に過ごすことは非常に困難です。
つまりはこういうこと↓
- 仕事=自由度が低い
- プライベート=自由度が高い
上の人間の命令に従って行動を制限されるのが仕事だとすると、自由度って低いですよね?
それに対してプライベートは、何をしようと基本的には自分次第なので、自由度が高いといえます。
仕事とプライベートの両立といっても、自由度はまったく違うというわけなんですよ。
また、仕事には人それぞれ得手不得手だったり、能力を発揮できる場所とできない場所(ホームとアウェイ)があったりしますよね?
プライベートに関しては、あんまり苦手なことを無理強いする機会は少ないと思います。
仕事では苦手なことも我慢してやらなければならないけれど、その反面、プライベートは自分の好きなことや得意なことに没頭できます。
多くの人たちが仕事とプライベートの両立ができない理由は、ここにあるんじゃないかと私は思っています。
仕事とプライベートをよく比較してみると、ギャップがあり過ぎる(笑)
- 費やす時間のギャップ
- 自由度のギャップ
- 状況・環境のギャップ
仕事とプライベートを両立するには、これらの違いをしっかりと把握したうえで考えましょう。
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達成感×充実感×満足感の法則
仕事とプライベートの両立が難しい理由についてはご理解いただけたでしょうか?
もし仕事とプライベートを両立したいなら、両者の違いをしっかりと認識したうえで、それぞれの間で発生するギャップを少しでも埋めていくことが重要です。
そして、次にあげた3つの感覚をいかにコントロールできるかがひとつのポイントだと考えています。
- 達成感
- 充実感
- 満足感
たとえば、仕事をしている時間の方がプライベートよりも明らかに長いのであれば、より短時間で↑の3つを満たすことで時間が足りないというプライベートのデメリットを埋めることができるのでは?
そのためには、どの程度で3つの感覚が満たされるのかをあらかじめ設定しておく必要があります。
充足感を得られるレベルを意図的に下げれば、それだけプライベートが満たされるハードルも低くなりますからね。
少ない時間で達成感・充実感・満足感が得られる趣味があれば最適ですよね!
かんたんに言ってしまえば、仕事よりも自由度の高いプライベートが短時間で満たされれば良いわけです。
美味しいものを食べて満たされるのも良いですし、好きな音楽を聞いたり、ほしいものを買ったり、ゲームをしたり、ちょっとした些細なことで達成感・充実感・満足感が得られればプライベートは幸せですよね?
で、プライベートが満たされれば、それは仕事へのモチベーションにもつながっていきます。
プライベートが仕事をがんばるモチベーションになれば、自然と仕事面でも達成感・充実感・満足感が得られやすくなるのでは?
逆に先ほどあげた3つの感覚がまったく満たされない人というのは、何をしていても不平不満を抱きやすくなるため、仕事とプライベートが乖離してしまうのではないかと思うわけです。
なので、いつも不平不満や愚痴で現状を嘆くばかりで、自分よりも幸せだと思う人を妬んだり、足を引っ張ろうとする人は仕事とプライベートの両立はもちろん、幸せにはなれないという説も腑に落ちますよね?
最後に仕事とプライベートの両立について要点をまとめると、こんな感じです↓
- 仕事とプライベートはそもそも性質がまったく違う
- 仕事よりも自由度の高いプライベートの方がコントロールしやすい
- 達成感・充実感・満足感をいかに満たすことができるかが重要
- プライベートの充足感を仕事のモチベーションにつなげることで両立
- 不平不満や愚痴ばかりで他人を妬むような人は満たされない
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