職場で信頼できる人を演出?相手の期待を利用する方法

相手の期待値を操作して信頼できる人を演出する方法

前回の記事「期待しない方法だけでは不十分?他人にガッカリしない生き方」では、主に他人に期待したり、期待されたりして消耗しないための対処法について書きましたが、今回は他人の期待を利用することで意図的に信頼できる人を演出する方法について書きます。

この方法を使うことで私のように仕事ができない人間でも、ある程度は職場の上司や先輩社員と信頼関係を構築することができるようになるでしょう。

会社での自分の立場が、期待される側ではなくて、部下に期待する側でも実践可能な方法なので是非参考にしてくださいね。

期待する側はリターンだけ求めて期待される側がリスクを背負わされる

プレッシャーをかけられる

前回と少し内容が重複しますが、おさらいも兼ねて押さえておいていただきたいことがまずひとつ!

期待というのは、相手に結果(リターン)を求める行為です。

結果というリターンを求めるのであれば、本来ならば相応のリスクを背負う必要がありますよね?

投資の世界でよく言われているリスクとリターンってやつです。

しかし、仕事で上司が部下に「がんばれよ!期待してっから!」と言う場合、上司はリターンを求めているのにどういうわけかリスクを背負わされるのは部下という構図がほとんどだったりします。

期待する側は、リスクを部下に背負わせているにもかかわらず、自分が望んだリターンが得られない場合、「期待してたのに(裏切られた)」と受け止める傾向が強いので厄介だったりするわけです。

これでは不公平というか、期待される側の部下にとってはリスクしかなく、状況によってはプレッシャーやストレスにもつながりますよね?

というのが前回のおさらいです。

他人に期待しないで生きる方法期待しない方法だけでは不十分?他人にガッカリしない生き方

これが期待におけるリターンとリスクの問題点です。

しかし、考え方によってはこのリスクをあえて買って出ることで相手の期待を引き出して、意図的に信頼関係を構築することもできるわけです。

自分が期待される側(部下)の場合と期待する側(上司・先輩)の場合で方法は少々異なりますが・・・。

条件によっても成功率は変わるので、過度な期待は抱かないで参考程度に覚えておくと役に立つかもしれません。

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上司の期待を引き出して意図的に信頼を勝ち取る?

勝ち取る

私のように仕事ができない人間が、大きな実績をあげて上司の信頼を得るのは現実的に難しかったりします。

しかし不思議なことに、継続的にコツコツと相手の期待に応え続けることで、決して大きな仕事を成功させたわけでもないのに上司と信頼関係を構築できたりするんですね。

何も難しいことはしていなのに・・・。

相手の期待を引き出して、それにひたすら応え続けるだけなんですけどね。

では、簡単にその方法について説明しましょう。

まず、自分が実現できる仕事をあらかじめ棚卸ししておく必要があります。

どんなに簡単な雑務でも構いません。メモ帳にリストアップしておきましょう。

できれば上司がちょっと困っているようなことがいいですね。(手が足りないとか、その程度でOK)

で、上司が誰に仕事を頼もうか迷っている素振りを見せたら、自分から「私に任せておいてください!」と宣言して、あとは結果を見せるだけなんですが、ここで気をつけてほしいのは成功の確信がきちんとあるということ。

自信ではなくて確信ですからね。

引き受ける仕事は簡単な雑務ほど実現できる可能性も高いです。

宣言したからには、絶対に失敗しない雑務を選択する必要があります。

「自信がある」ではダメな理由は、他人を巻き込むリスクがあるからです。

自信には根拠がない場合も多いので、しっかりと実現可能な根拠があった方がこちらのリスクも軽減できます。

また上司に何か突っ込まれた時に、しっかりと根拠を提示できると説得力がありますからね。

そして、ここで大事なのは「その件でしたら、私に任せておいてください!」としっかり宣言することです。

どんなに簡単な雑務でも、相手の前ではっきりと言葉に出して宣言してください。

もちろん宣言することで相手の期待を引き出すというのもありますが、相手の潜在意識にその言葉を刻み込むことが目的だったりします。

そうすると、自分の言葉と行動が相手の脳の中でしっかり関連付けられて認知されます。

イメージとしては暗示をかけるような感じで、相手の脳内に自分の言葉を刷り込みましょう。

あとは、目の前で結果を見せることで「有限実行」を証明すれば、こちらの言動が相手の脳の中ですべて一致するのでこちらの都合のいいように認識させることができるというわけです。

この一連のプロセスを長期間に渡って繰り返すことで、相手の認識を少しずつ書き換えていきます。

ただし、毎回同じように宣言していると相手にわざとらしいと思われるので、さり気なくやりましょう。

ちょっと難しいかもしれませんが、簡単にいうと「宣言通りに実行する」をコマメに繰り返すことで、「コイツは言ったことをきちんとやる!信頼できるやつだ!」と相手の認識を徐々にコントロールするわけですね。

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上司の期待がエスカレートしてきたら?

簡単な雑務でも「ここは私に任せておいてください!」としっかり宣言して有限実行を繰り返せば、別に大したことはしていなくても、たしかにある程度なら上司の信頼を得ることは可能なんですが、小さな期待に継続的に応えていると相手の要求が徐々にエスカレートしてくることがあります。

ちょっと自分には難しい仕事を「オマエならできるよ!期待してるから!」なんて頼まれたりすることがもしかしたらあるかもしれません。

そんな時は、決して無理して引き受けないでください。

わざわざ失敗するかもしれないようなリスクを犯す必要はありません。

簡単な雑務以外は極力、避けるようにしないと後々ボロが出る危険もあるので気をつけましょう。

相手の期待値を操作して、実現可能なレベルに持っていくことができれば一番いいんですけどね。

相手の期待値が自分の描いているものより高い場合は「YES BUT&NOT YES法」で相手の期待値を操作します。

よく心理学や自己啓発書なんかでは「YES BUT法」なんて方法が紹介されていますが、それに似たようなものです。

期待値というのは一般的には少し違う意味で使われるようですが、ここでは単純に期待を数値化したものだと考えましょう。

人が人に期待する時「オマエには期待してるよ。期待値は75だけど多少の誤差もあるから、オマエの状況を察するところ60くらい期待値が満たされればそれで十分だよ。」なんていちいち数値化して頼み事をしてくる人はほとんどいません。

なので、相手の期待値と自分の実現可能な確率を事前に擦り合わせる必要があるというわけです。

たとえば、職場で上司に「期待してるぞ!」とちょっと難しい頼み事をされたとしましょうか。

相手の求めるリターンが自分にとって少しだけ難易度が高い場合は、

  1. はい。仰いたいことはわかりました(YES)
  2. しかし、条件があります(BUT)
  3. ◯◯さんが期待している△△は現状でははっきり言って無理です!(NOT)
  4. その代り、□□でしたら過去に■■(根拠)の経験もあるので私にお任せください(YES)

みたいな感じで、相手が何に対してどれくらい(数値化された)期待を抱いているのかを探って、少しずつ自分が実現可能なレベルに誘導していきます。

ポイントとしては具体的な言葉を使うことですね。

相手の期待値とこちらが実現可能な確率を一致させておかないと、結果が相手の期待を下回る可能性が出てくるので、ここで操作しておくことが重要です。

これを何回か繰り返しても相手が折れない場合は、相応のリスクを背負ってもらうように誘導しましょう。

  • なぜ自分に期待するのか?
  • 期待の根拠は?
  • リターン(期待する結果)を得るためにはリスクを負う必要があることを認識させる
  • 一緒にリスクを背負うのであれば筋が通ることを認識させる
  • 上に立つ立場でありながらリスクを下の人間に押し付けるのは都合の良い話だと理解させる
  • リスクを負って徹底的にサポートしてくれるなら自分も安心といった感じで相手の自尊心を刺激

いくつか簡単な質問を投げかけて「なぜ?」を引き出してから、相手の答えに対して論理的に自分の考えを刷り込んでいきます。

簡単に言えば、こちらの質問に対する相手の回答がブーメランになって返ってくるように仕向けて、発言を覆せないように誘導するといった感じでしょうか?

まあ、ここまでやることなんてほとんどないと思いますけどね。

これでも相手が折れなかったら、はっきりと「できません」と断った方が良いでしょう。

あとあと面倒臭いことになるのも嫌ですからね。

事前の交渉で「期待だけしてリターンは求めるのに、リスクだけは部下に背負わせるなんて矛盾している」という理屈を相手に自覚させていれば「なんだよ!期待してたのに(ガッカリ)」なんてことは言えないはずです。(自己矛盾しますからね)

また、相手の要求を断る場合は、自分の力量不足を理由にあげて少し残念そうに振る舞うと、自分を慕ってくれている部下をロクにサポートできなかった上司という構図を相手の潜在意識にインプットさせることができるかもしれません。

ほとんどの場合、上司というのは部下と接する時、油断しているのでスキがあったりするものです。

そのスキをうまく突くことができれば、意図的に良い関係を構築することが可能です。

ただし、相手に気づかれないようにこっそりとやりましょう。

催眠術みたいなもので、相手に警戒心があると難しいですからね。

注意点としては、無理な要求は受けないことです。ここを間違えて下手に背伸びしてしまうと自分で自分の首を絞める結果にもなり兼ねないので気をつけましょう。

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部下や後輩から絶大な信頼を得る方法

全責任を自ら負う自己犠牲上司

次は、自分が上司で部下や後輩から絶大な信頼を得る方法について書きましょう。

先ほどとは立場が逆ですね?

ここでも「期待」を利用します。

方法は先ほどとほぼ同じで、宣言する言葉が違うのと自分が背負うリスクが大きいだけですからね。

たとえば、部下にはじめて大きな仕事を任せる時「オマエには期待してるから、何かあった時の責任は全部私が取る!」と宣言しましょう。

できれば、大勢の部下が見ている前で自信満々で高らかに宣言すると効果的です。

はじめて大きな仕事を任される部下は、いろいろと不安だったりしますからね。

部下の不安をすべて自分が引き受けるわけですよ。

全部の責任を自分が負うというのは大きなリスクですが、ここではリスクが大きければ大きいほど効果的だったりしますからね。

みんなの見ている前で、もし部下が失敗したらクビをも辞さないという覚悟を表明すれば、当然注目もされますし、きちんと有限実行できれば絶大な信頼を得ることができるでしょう。

宣言したからには、あとは全身全霊で部下のサポートをせざるを得ません。

大きなリスクを部下の代わりに自分がすべて背負うことで、何としてでも目標を実現しなければならない状況へと自分を追い込みます。

あとは、ただ有限実行あるのみです!

成功すれば、部下や後輩から絶大な信頼が得られます。

失敗した場合は、当たり前ですが潔く責任を取りましょう。

めちゃくちゃリスクが大きいように思えますが、成功が確信できる仕事でしたら自分が目をかけた部下に花を持たせると絶大な信頼を得ることができます。

自己犠牲の演出を効果的に使う方法

自己犠牲というのは人の心をつかみます。

しかし、実際はこれ、演出だったりする場合もあるわけなんですよ。

たとえば、部下に任せるはずの大きな仕事を裏で手を回して、成功すると確信を持ったうえで「オマエには期待してるぞ!もし失敗したら私が全部責任を取るから安心してくれ!」と宣言していたらどうでしょうか?

簡単にいってしまえば「やらせ」とか「自作自演」みたいな・・・

すでにシナリオは用意されているってやつですね。

そして、本人には気づかれずに自分の手柄を部下に渡すことで絶大な信頼を得るということです。

もちろん部下には気づかれないようにこっそりやります。

何のためにそんなことをするのかというと、目をかけた部下が将来出世した時に「自分が今ここにいるのは、まだ駆け出しの頃の上司だった◯◯さんがいてくれたおかげで・・・」と語らせるのが目的のひとつだったりします。

悪く言えば恩を売るって感じかな?

おそらく、一般企業ではこういうことってほとんどないとは思いますが、かつて私がいた夜の世界では度々そんな話を聞くこともありました。

残念ながら女性が働くお店ではそういったエピソードはありませんでしたけど、男性が働くホスト業界ではこんな話を聞いたことがあります。

ホストってそこそこ頭角を表してくるとイベントを開催するわけなんですけど、ここでさまざまな問題が発生したりするわけで・・・

シガラミの多い世界なので売上以外にもいろいろとあるんですよね。

当然やっと名が売れてきたホストにとっては不安も大きかったりするようです。

そんな状況の中でお店のナンバー1が後輩ホストに「責任はすべてオレが取るから、思いっきりやってこい!」と宣言するわけですよ。

もちろんみんながいる前で。

結果はどう転ぼうが、余程のことが起きない限りは彼が責任を取らされることはありません。

もしナンバー1が退店したらお店側にとっては大きな損失ですし、他店も喉から手が出るほどほしい人材ですからね。

そして、何年か経って目をかけたホストが成功したら雑誌のインタビューなんかで「あの時ナンバー1だった◯◯さんがオレのために・・・」みたいに語ることで、カリスマは伝説として自分が業界を去っても語り継がれるというシナリオです。

まあ、これも15年以上前の話なので今はどうかわかりませんけどね(笑)

個人が大きな力を持つというのはそういうことなのかもしれませんね?

しかし、これっていうのは会社組織としては決して良くないことだったりします。

一人の従業員の売上が会社のほとんどを占めるわけですから、仕組みとしては非常に脆く危険な状態ですからね。

所属タレント一人の稼ぎに依存しているような小さな芸能プロダクションなんかもこのパターンが多いんじゃないかな?

とはいえ、今後は大きな力を持った個人が活躍する時代にはなっていくような気はしますけどね。

小さな期待に応える続けることが健全な信頼関係につながる

前回の記事では、期待しない生き方について書きましたが、期待される側に無理な負担がかからない範囲であれば、小さな期待にはコツコツと応えて徐々に信頼関係を構築していった方が良かったりもします。

そして期待する側もきちんとリターンに見合ったリスクを背負うことでより信頼関係を強化できるのではないでしょうか?

大きな仕事を成功させることだけに囚われる必要なんてありません。

結果だけでなく、人を見るって本当に大事だと思います。

それさえわかっていれば、ぶっちゃけ今回の記事で取り上げたようなテクニックみたいなものは必要ないんですよね。

どちらかというと仕事ができない部類に入る私も、そんな感じでコツコツやってきた結果、自分が困っている時は周囲の人たちに助けてもらったりして何とかうまくいってますからね。

40代で仕事ができない女性のつらい心境40代で仕事ができない人はヤバイ!無能な弱者はどうすればいい?

仕事も含めて利害関係というのは、そのほとんどがリスクとリターンの駆け引きで構成されていたりするものです。

面倒なので何もしないという選択もありですが、時にはリスクを引き受けて積極的にリターンを狙っていくことも自分の成長のためには必要なのかもしれませんね?

実は今回、紹介した事例はちょっとした印象操作を応用したものだったりします。

相手の潜在意識に自分の存在をどのように印象付けさせるか?が重要です。

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