こんなことを考えたことはありませんか?
- 仕事に行くのが怠いなあ・・・
- 仕事休んじゃおうかな~
- これから仕事か・・・あ~嫌だ!
- 仕事に行くのが怖い!行きたくない!
おそらく、社会人であれば↑のような気持ちになったことは一度や二度ではないと思います。
誰だって「仕事に行きたくない」と思うのは、当然ですからね。
しかし、この状態が長く続くと危険かもしれません。
実際に私も過去に苦しい思いをしてきました。
私の経験がどこまでお役に立つかわかりませんが、「仕事に行きたくない」という状況がずっと続いているのであれば参考にしていただけたら嬉しいです。
もくじ
会社に行くのが憂鬱な理由
会社に行くのが憂鬱で思わず「嫌だ!嫌だ!行きたくないもーん!」と子供のような駄々をこねたくなる理由は人それぞれだと思いますが、通常でしたら単に面倒臭いだけだったり、ちょっとしたトラブルが発生中だったり、疲れが溜まっていたり、嫌な上司や先輩社員と顔を合わせたくないといった理由がほとんどではないでしょうか?
こういった理由で仕事に行きたくないと思うことは、誰にでもありますし、実際に仕事に行ってしまえば、通常通り勤務できる場合がほとんどです。
しかし、私が「仕事に行きたくない」という状況が続いた時に考えていたことはもっと深刻でした↓
- 仕事に行くとまるで奴隷になった気分
- 会社はただひたすら苦しみに耐える修行の場
- 会社では自分を押し殺す必要がある
- 勤務時間は何一つ楽しむ余裕がなく、活力を奪われるだけ
今思うと、もうこの時点で病んでいたんだと思いますね~(笑)
しかし、いつも「いや、やっぱり行かないとダメでしょ!」とどうにか前向きに考えて仕事には行ってましたよ。
「行きたくない」で簡単に休むものではないと思ってましたからね。
「こんなところで負けてられない!」みたいに気力を奮い起こしてでも、仕事には休まず行ってました。
でも、こんなことを続けていると、精神状態はさらに悪化していってしまうんですよね・・・
その後はある地獄でした。
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地獄の業火に焼かれる覚悟で会社に行く日々
なんだかものすごくオーバーな表現かもしれませんが、あの当時の私は別に何の罪も犯していないのに、毎朝、仕事に行くたびに覚悟を決めていました。
「これから私は地獄に行くのだ」と。
「無実の罪で処刑されるのだ」と。
「勤務時間内は拷問に耐え続けるのだ」と。
今、冷静に考えると本当にヤバイ人ですよね?(笑)
自分でもおかしいと思います。
でも、当時の私はこんなことをマジで考えていました。
ここではあえてくわしく触れませんが、その背景には上司の執拗なパワハラ・モラハラがありました。
おまけにお局様による嫌がらせ問題なんかも・・・
職場の人たちもとにかく愚痴や悪口ばかりで腐りきってましたね。
それでも以前は、仕事が終わって帰る頃には「あ~終わった!今日も何とか乗り切ったよ!」といった充実感みたいなものがあったんですけど、いつの間にかそんな感情も消えていました。
あと、仕事以外では母親からしつこく電話がかかってきて、お金の無心をされたりもしてましたね。
当時すごくショックだったのは「入院するから20万円必要」と母に嘘をつかれたことです。保証人とか入院手続きとか、どうしたのか調べればすぐにバレる嘘なのに、私はそれを知っても騙されたふりをしました。
そんなことばかりで、そのうち私も限界に達してしまったようです。
そして、ある出来事をきっかけに会社を辞めることを決めました。
いろいろ大変でしたが、退職が決まってからは同僚のフォローもあって引き継ぎもスムーズに終わり、不満はあったけれど円満退社でしたね。
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仕事を辞めてストレスから開放されたと思った後に急な体調不良?
地獄から開放された。
清々しい気分。
これでしばらくの間は誰にも縛られない。
自由になったんだ。
そう思うも束の間、いろいろと手続きに追われる日々。
本来だったらこれから先どうするのか不安になるはずなんだけど、不思議とその時は開放感の方が強かったですね。
しばらくはゆっくり休んで、その後は派遣の仕事をしてました。
毎回現場が変わる仕事だったけど時給も結構いいし、以前よりも気が楽だな~なんて思っていた矢先・・・
突然、あの感覚が私を襲いました。
「仕事に行きたくない」
派遣の仕事は本当に以前よりも気が楽だったし、それほど大きな不満もありませんでした。
なのに、どうして?・・・仕事に行きたくない?
「これから地獄の業火に焼かれに行く」
あの感覚に襲われて、変な汗が滝のように流れ落ちるのはなぜ?
毎朝、駅に向かう途中、あの感覚が襲ってきて、なんとか電車に乗ったら今度は心臓がバクバクと脈打って気分が悪くなるわけです。
途中下車して外の空気を吸って、落ち着いたらまた次の電車に乗ってなんとか這うように仕事に行ってました。
どう考えてもおかしな話なんですけど、おかしいことに自分でも気づかないんですよね。
そうこうしているうちに、ある日ついに仕事に行けなくなってしまいました。
身体がまったくいうことを聞かなくなって動けなくなりました。
友人の勧めもあってクリニックに行ってみると、うつ病・・・。
まさか私が?
前の会社ですでにメンタルは崩壊していたようです。
退職してからは、派遣の仕事をしながら楽しく過ごしていたはずなのに・・・。
うつ病の原因は仕事のストレスだけではなかった
仕事のストレスからうつ病になる人は多いですが、それ以外のところに原因がある場合も多いようです。
私の場合、20代はとにかく波瀾万丈でした。
夜の世界から一般社会へと拠点を移し、結婚と離婚を経験。
離婚後、一時的に実家に出戻るも、母からのお金の無心は家を出てからも継続。
10代からずっと仲の良かった友達を亡くしたのもこの時期。
10代でしたら爆発することである程度は発散できますが、さすがに社会人ともなるとそれは通用しません。
とにかく自分を押し殺してじっと耐えることが多かったように思えます。
きっかけは「仕事に行きたくない」だったけど、きっと仕事以外のすべてを含めて当時の私を取り巻く状況は地獄だったのかもしれません。
これらの事情をふまえて↓の関連記事を読んでいただくと、また違った発見があるのではないかと思います。
拒絶反応を起こすほど会社に行きない時
私の過去の経験を語ってみましたが「仕事に行きたくない」といっても、ほとんどの場合は一時的にそう思うだけで、実際に行ってしまえば何とかなるものです。
しかし、無理を続けていると私のように会社を辞めてから数ヶ月に突然・・・なんてこともあるので気をつけてください。
とくに「仕事に行きたくない」と思った時、↓のような症状を自覚したら、早めに心療内科に行くことをお勧めします。
- 食欲不振
- 頭痛
- 耳鳴り
- 腹痛
- やる気が出ない
- 余裕がない
- 何をしていても虚しい
- 頭の中が霧のかかったようにぼんやりする
- モヤモヤする
- 落ち込みやすい
- 人と会いたくない
- 不眠
- 目眩
- 体が重い・怠い
- 疲れが取れない
- 他人の発する言葉に敏感
- 極端に集中できない
- 意欲が湧かない
- 無性にイライラする
- 頻繁にお腹を壊す
- 生理不順
- 不正出血
- 多汗
- 動悸
- 息切れ
- 過呼吸
拒絶反応を起こすほど仕事に行きたくないというのは、異常なことですからね。
うつ病になったら退職よりも休職が望ましい
うつ病で会社を辞める人も多いようですが、できることならまずは診断書を会社に持っていって休職の手続きをした方が良いです。
私の場合は退職後に発覚したので手遅れでしたけどね。(まあ、休職したとしてもそのうち辞めてたかな)
先のことがまったく決まっていない状態で退職してしまうと、不安要素が増えるので良くありません。
休職期間にゆっくり休んで症状が軽減することも可能性としては十分考えられますからね。
また、経過を見て会社に相談すれば、休職期間は延長できる場合もあるようです。
休職することで会社の人たちに迷惑をかけてしまうんじゃないかと心配する気持ちもわかりますが、退職してしまったら先の不安も大きくなります。
時間はかかるかもしれませんが、いつかまた職場復帰できる可能性は残しておいた方が安心ではないかなと。
ただし、やむを得ない理由があってどうしても会社を辞めたい場合は仕方ありません。
現在は、退職代行という便利なサービスもあるので、会社側に直接自分で辞めることを伝えるのが難しい状況でも退職できます。
あの当時、退職代行サービスがあったら私も利用していたと思います。
本当に会社にいくのが嫌で嫌でたまらない人は黙って耐える?
「あ~、マジでこんな会社辞めてぇ~」と口にする人もいたりしますが、本当に仕事に行くのが地獄だと思っている人は黙って耐えるものです。
普通の人からすれば、仕事に行くことが「地獄の業火に焼かれに行く」とか「処刑されに行く」なんて思うこと自体、理解できない感覚ですからね。
黙っていたくもなりますよ。
「みんなに迷惑かけたくない」「そんな甘えたことは言ってられない」という気持ちが強い人ほど黙って耐えるケースが多いように思えます。
実は以前、友人の旦那さんがかつての私のような状況になったんですよね。
一度だけ話をしたのですが、やはりこの感覚は当事者にしかわからないと言ってました。
もしかしたら、↓のタイプに当てはまる人は気をつけた方がいいかもしれません。
周囲のサポートは大切
うつ病は周囲のサポートが大切です。
私の場合、当時は生活にも余裕がなかったので可能な時はバイトをしたりもしてましたが、やはりなかなかうまくいくものではありません。
そんな時、支えになったのは友人でした。
離婚後、地元に戻った時に再会した10代の頃の友達や夜の世界で出会った戦友、以前の会社の同僚が親身になってくれました。
久しぶりに実家から電話があった時に母にこのことを話そうと思いましたが、お金の話が出た時点でやめたのを覚えています。
子供の頃、酷いイジメに遭って不登校になった友達が電話越しに「つらかった時もアリサは普通に接してくれて、いつもかばってくれたの覚えてる。あたしでよかったらいつでも力になりたい。」って言ってくれた時は涙が止まりませんでした。
夜の世界で出会った戦友は「新しい会社立ち上げたから、うちでどう?無理しないでいいから手伝ってくれると嬉しい!」と私の生活のことまで心配してくれました。
辞めた会社の同僚も会社帰りにうちに来てくれたり、休みの日は外に連れ出してくれたりしました。
ネットで交流していた会ったこともない人が、励ましてくれたり、いろいろ調べて情報提供してくれて随分と助けられました。
時間はかかったけど、自分のことを理解して受け入れてくれる人たちに支えられて少しずつ改善に向かうことができたんですよね。
今では日常生活に支障をきたすこともなくなりました。
そういった経験をふまえて私も身近にいる友人がつらい時はできる限りサポートしようと思っています。
仕事に行きたくない日が何日も続いたら自分と向き合おう
「仕事に行きたくない」という状況が一時的なものではなく、何日も続くようでしたら、まずは自分と向き合ってください。
- どうしてそこまで仕事に行きたくないのか?
- 最近あった嫌なことは何か?
- 仕事以外に悩んでいることはないか?
- 無理していないか?
- 我慢していないか?
↑について書き出してみるのも良いでしょう。
書き出すと頭の中がスッキリしますからね。(問題の可視化)
そして、書き出した問題について家族や友人に相談してみるのも良いと思いますよ。
誰かに助けを求めることは、決して恥ずかしいことでも情けないことでもありません。
ある程度大きな企業で働いている場合は、カウンセラーが常駐していることも多いのでそちらを利用してみるのも良いでしょうね。
無理に我慢していると、ある日突然、身体が動かなくなってしまうなんて危険もありますからね。
その時は大丈夫でも、後から反動が来る可能性だって考えられます。
とくに忙しすぎたりすると、自分のことを後回しにしてしまいがちですが、ちょっとした異変に気づいたら早めに手を打ちましょう。
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あえて会社をズル休みするという手も?
こんなことを書いてしまうと怒られそうですが、仕事に行きたくなくてどうしようもない状況まで追い詰められているのであれば、あえて休んでしまうのもありなんじゃないかなと思います。
「行きたくないから休む」なんて明らかにズル休みじゃないかという意見も理解はできますが、何週間も仕事に行きたくない状態が続いているって冷静に考えると病的じゃありませんか?
目眩や頭痛、吐き気を伴うほど仕事に行きたくないのであれば、それは体調不良だと解釈してもいいんじゃないかと思うんですよね。
たしかにパワハラ・モラハラ系の上司なんかで「何?行きたくないから休むって?そんな理由で休むな!」と怒る人もいるかもしれませんけど、無理させて何か起きたら大変です。
無理強いさせた結果、ある日、突然意識を失ったまま帰らぬ人に・・・なんてことになったら「そんな理由で休むな!」と言い放った上司は責任取れるのかな?
だったら、体調不良で2~3日休んで様子を見たほうが良いと思うんですよね。
休んでいる期間に症状が改善されない場合は、心療内科に行ってちゃんと診てもらえばいいわけですから。
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まとめ
最後に要点をまとめましょうか。
わかりやすいように箇条書きにしておきますね↓
- 一時的に仕事に行きたくないと思うことは普通だけど、それがずっと続く場合は要注意!
- 会社にいる時間をまるで地獄のように感じて拒絶反応が出るのは異常
- できれば異常が出る前にクリニックへ行こう
- 会社を辞めて穏やかに過ごしていても、うつ病は発症する場合がある
- 精神的負担は仕事だけではない
- うつ病になったら退職よりもまずは休職
- 黙って耐える人ほど注意が必要
- 周囲の人間のサポートは大切
- 仕事に行きたくないと思ったらまずは自分と向き合う
- 人に助けを求めるのは恥ずかしいことでも情けないことでもない
- どうしようもない場合は、あえて会社を休むというのもあり(自己責任)
たしかに周囲の評価や仕事の責任も大事ですが、無理は禁物です。
うつ病になってしまったら、症状が改善するまで時間がかかる場合がほとんどですからね。
変なプライドは捨てて、時には周囲に助けを求めることも必要です。
自分のことを大切にしましょう!
助けを求める人が誰もいない場合はどうする?【追伸】
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