以前、文章が読めない人について記事を書いたら、「書けない人」についても取り上げてほしいというリクエストを読者さんからいただきました。
文章が書けないと伝えたいこともうまく表現できず、対人コミュニケーションにおいて何かとストレスを抱えるケースも多いようです。
文章が読めない人について書いた記事でも触れましたが、とくに文字情報によるコミュニケーションが短文化してから読めない人だけでなく、同時に書けない人も増えているのかも知れませんね?
昔からとにかく文章を書くのが苦手だという人もいるでしょう。
どちらかというと、私も元々は文章に対して苦手意識を持っていましたが、訓練さえすれば誰でも伝わる文章が書けるようになるものです。
文章を書く際に必要なのは、優れた文章力ではないんですよね。
私もいまだに文書力に自信はありません?
しかし、それでもこれから説明する3つの要素を意識するだけで、伝わる文章は書けるようになるので大丈夫です。
もともと文章に対して苦手意識を持っていた私でも、一応はライターとして企業から依頼を受けて文章を書いたり、今もこうしてブログを書いていますからね。
もし文章がうまく書けなくて悩んでいるようでしたら、参考にしていただけたら嬉しいです。
もくじ
文章はあくまで文字情報による伝達手段に過ぎない
まず最初に言っておきますが、文章は目的ではなく手段です。
文字情報による伝達手段に過ぎません。
これはメールやLINE、TwitterやFacebookなどのSNS、そしてブログでも同様です。
文章を書くにあたって、さまざまなメディアを使っている人がほとんどですが、共通して言えるのはあくまで文章は文字情報による伝達手段に過ぎないということです。
なので、文章が書けない人が目指すのは「伝えること」だったりします。
また、文章を書くとなると文章力が必要ですが、中学生レベルの文章力があれば、小説家のような文字情報による心理描写や技巧を凝らした文章力は不要です。
文章が書けない人が目指すところは、キレイな文章を書くことではありません。
どんなに文章力があって素晴らしい文章が書けても、伝わらなければその機能を果たせていないということになりますからね。
ここでは小説家や作家を目指しているような人ではなく、日常生活において伝達手段として文章を書く人を対象に、重要な3つの要素を軸に掘り下げていきます。
もしレベルの高い文章力を身に付けたい場合は、これから先を読んでもまったく参考にはならない可能性もあるのでご注意ください。
それらを踏まえて、まず「文章は文字情報による伝達手段」であることを前提に話を進めていきます。
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文章が書けない原因
文章が書けなくて悩んでいる人の特徴を挙げてみると、その原因がわかりやすいと思います。
文章が書けない人の特徴というのは、たとえばこんなところでしょうか?↓
- 思ったことをそのまま書いてしまってうまくまとまらない
- 語彙力が乏しい
- 上手に書こうとするあまり、なかなか書き出せない
- 書くのが面倒
- 何を書いていいのかわからない
思いつくものを挙げてみましたが、↑の特徴を簡単に分析してみると、文章を書けない原因が浮かび上がってきます。
- 自分本位で文章を書いてしまう
- 難しく考えて書けなくなる
- 文章に慣れ親しんでいない
先ほども書いたとおり、文章というのは単なる文字情報による伝達手段です。
伝達手段というのは伝える方法。
つまり、相手があってこそ成立するものなので、自分本位の文章を書いてしまってはうまく伝わらないのも仕方ありませんよね?
また、世の中には文章術に関する情報や書籍がたくさん溢れていて、文章が書けない人が下手にそういった細かいテクニックなどを学ぼうとすると逆に難しく考えてしまって混乱するケースもあったりします。
さらに語彙力だったり、書くのが面倒だったり、文章がうまくまとめられないという問題は、普段から文章に慣れ親しんでいないという原因が考えられます。
これらを踏まえると、文章が書けない人の課題は主に↓のとおりです。
- 伝える相手があっての文章
- シンプルに考える
- 文章に慣れる
文章に限らず、何事も原因がわかれば何をすれば良いのか課題が見えてくるものですよね?
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もっとも重要なのは誰に何をどのように伝えるか?
ここから本題に入ります。
ブログのタイトルにも書きましたが、文章が書けない人がまず意識するのは↓の3つです。
- 誰に伝えるのか?(Who)
- 何を伝えるのか?(What)
- どのように伝えるのか?(How)
つまり、2W1Hです。
文章を書くうえで、まずは「誰に何をどのように伝えるか」を意識していないと、自分本位の文章になってしまいます。
一般的に文章を書くうえで必要な要素として5W1H(誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように)が重要だと言われたりもしますが、書けない人にとってはさらに簡略化してシンプルに考えた方が理解しやすいだけでなく、すぐに実践できます。
覚えることが少ない方が行動にも移しやすいですからね。
先ほど挙げた文章が書けない人の特徴のひとつに「難しく考えて書けなくなる」というのがありましたが、シンプルに考えるというのはこういうことです。
書けない人は、とりあえず文章を書くことに慣れてきてから、次のステップとして5W1Hに進めばOKと考えれば良いでしょう。
それでは、この3つの要素についてひとつひとつ説明していきますね。
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誰に伝えるのか?(Who)
「自分だけがわかればそれで良い」といった個人で完結する文章(メモ、忘備録、日記)であれば、相手が不在なので伝わらなくても機能しますが、伝達手段としての文章となると対象となる相手が存在します。
対象となる相手というのは読み手のことを言います。
自分本位の文章は読み手のことを無視しているので、書き手の意図がきちんと伝わらないのも当然です。
なので、まずは「誰に伝えるのか?」がブレないことが重要になります。
- 相手の性格
- 相手の読解力
- 性別
- 年代
- 趣味嗜好
- 立場
想像力を働かせて、文章を書き出す前にどんな人に向けて書くのかを考えると良いでしょう。
また、Twitterで全世界に自分のつぶやきを発信するのとLINEで個人的なことを友達に連絡する場合だったり、家族や友人に宛てたものと会社の上司に宛てたものでは、言葉遣いや文体なども変わりますよね?
「誰に伝えるのか?」を明確にするには、想像力を働かせる必要があります。
何を伝えるのか?(What)
「誰に伝えるのか?」が明確になったら、次は「何を伝えるのか?」を考えましょう。
メッセージとして文章の核となる部分ですね?
ここが曖昧だと、何が言いたいのかよくわからない文章になってしまいます。
「何を伝えるのか?」というのは、文章を書く目的でもありますからね。
- 相手にしてほしいこと
- 相手に聞きたいこと
- 相手にわかってほしいこと
- 相手に考えてほしいこと
- 相手に気づいてほしいこと
↑相手に対してもっとも伝えたいことは何でしょうか?
また、中には自分のことを伝えたいという人もいるかも知れませんが、
- 自分の気持ち・思っていること
- 自分の近況報告
- 個人的な悩み
↑のようなものは、「相手にわかってほしいこと」に含まれています。
つまり、何が言いたいかというと、「何を伝えるのか?」はあくまで相手ファーストで考えるということです。
ここで「俺が〜」「私が〜」といったように自分ファーストで考えてしまうと、せっかく最初に「誰に伝えるのか?」を明確にしたのに、自分本位の文章に仕上がってしまう可能性が出てくるので気をつけてくださいね。
だからこそ「誰に」「何を」「どのように」というのは1セットで考える必要があるというわけです。
どのように伝えるのか?(How)
「誰に何を」が明確にできたら、いよいよ「どのように伝えるのか?」です。
いわゆる「伝え方」ってやつですね。
「誰に何を伝えるのか?」まではきちんとできていても、「どのように伝えるのか?」でメッセージを受け取った相手の印象は変わりますし、伝え方次第で誤解を与えてしまうこともあるので気をつけましょう。
伝え方というのは実に奥が深いもので、↓のようにさまざまな要素が含まれていますからね。
- どのような順序で伝えるのか?
- どのような言い回しが最適なのか?
- どのような形式で伝えるのか?
何かについて説明したり状況を報告したりする場合、時系列で伝えるのと原因・検証・結果で伝えるのでは伝わり方も違います。
また、伝えたいことが複数あったりする場合、何から伝えるのかは重要です。
さらに相手によっては言い回しや文体によって読み手が受ける印象が大きく変わったりすることもあります。
たとえば「です・ます調」の文章と「である・だ調」の文章では同じ内容が書いてあっても、受ける印象は違いますよね?
人によっては(とくに女性)、語尾が「である・だ」で終わる文章は堅苦しく、書き手として決してそんなつもりはなくても、読み手にとってどこか上から目線に感じる場合もありますからね。
逆に上司に仕事の連絡をする際に絵文字を多用したり、ネットスラングを使ったりするとふざけた印象を与えてしまいます。
自分ではきちんとした文章を書いているつもりだけど、読み手には伝わっていないという人のほとんどは「誰に何を伝えるのか?」までは明確になっていても、「どのように伝えるのか?」がうまくできていない可能性が考えられます。
文章を書くうえで伝え方って重要ですからね。
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書けないのは読めない(読まない)から?
文章がうまく書けないのは、読めない(読まない)からだという説もあります。
とくに昨今では、読書離れが問題視されたりすることも増えましたからね。
たしかにそれも読めない人や書けない人が増える原因のひとつかも知れません。
しかし、本を読めば誰でも文章が書けるようになるものでしょうか?
これは個人的な意見に過ぎませんが、私としては「本を読む」ことも大事だけど、文章を書けるようになるには文章に慣れ親しむことだと思うんですよね。
世間一般でいう「読める人」「書ける人」は、おそらく読書を通じて文章に慣れ親しんでいる人が多いのではないかというのが、私の考えだったりします。
そして、書ける人が読み手の立場を考えることができるのは同時に読める人でもあるわけで、当然、そういう人たちは文章に慣れ親しんでいたりします。
また、インプット(読むこと)とアウトプット(書くこと)の関連性についても文章に慣れ親しむうえで理解しておくと良いでしょう。
- インプット:読む
- アウトプット:書く
インプットとアウトプットを繰り返すことで、最初の頃は拙かった文章がだんだんときちんとしたものになっていくものです。
そのためには、最初から無理に小難しい書籍を読破する必要はありません。
書けない人は、まず文章に慣れ親しむことを考えて読むことから始めれば良いでしょう。
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文章は訓練すれば書けるようになる
文章が書けるようになるには「誰に何をどのように伝えるのか?」を意識して、インプット(読む)とアウトプット(書く)を繰り返す訓練が必要です。
できるだけ多くの文章に触れることが、文章に慣れ親しむコツだったりしますからね。
読む時も書く時も常に「誰に何をどのように」は意識してみてください。
キレイな文章を書くよりも、大事なのは伝わるかどうかです。
先ほども書いたとおり、どんなに美しい日本語を駆使してキレイな文章を書いたとしても、読み手にまったく伝わらなければそれは自己満足に過ぎないですからね。
なので、最初からうまい文章を書こうとする必要はありません。
また、文章を書くだけではなく、読み手の反応を確かめて反省・改善することもインプットとアウトプットだったりします。
「誰に何をどのように伝えるか?」を意識しながら訓練することで、今は文章が苦手でも少しずつ慣れてきて、徐々に書けるようになっていくものです。
↓に要点をまとめておきますね。
- 文章は文字情報による伝達手段
- 「誰に何をどのように伝えるのか?」を意識して書く
- シンプルに考える
- 自分本位の文章を書かない
- 文章に慣れ親しむ
- インプット(読む)とアウトプット(書く)を繰り返す
- 訓練すれば伝わる文章は書けるようになる
文章が書けなくて悩んでいるようでしたら、参考にしてみてください。
きちんと訓練すれば、伝達手段としての文章は誰でも書けるようになります。
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おまけ:不特定多数が閲覧するブログの書き方
ここからは、ブログの書き方について書きます。
一応、本編は先ほど書いたとおり、完結しているので、この先については必要な場合のみお読みいただければと思っています。
見出しに「おまけ」と付けたのは、
- ブログは世間一般ではマイノリティ
- 不特定多数に公開される文字情報
- 一般的な伝達手段としての文章とは書き方が異なる部分も出てくる
主に↑のような理由があります。
なので、あくまで「おまけ」なんです(笑)
たしかにブログというウェブ媒体については知っている人も多いと思いますが、身近にいる学校や職場で実際にブログを継続的に書いているという人は、ごく少数ではないでしょうか?
なぜこんな話をするかというと、ブログを書く側の立場にある人というのは、自分の中でブログが一般的だという思い込みを持っていたりする場合もわりと多いからなんですけどね・・・
ワードプレスだとか、プラグインだとか・・・一般的にはそんな言葉さえ知らない人がほとんどだったりしますよね?
とはいえ、ブログが書けなくて困っている場合でも、「誰に何をどのように伝えるのか?」が基本です。
どんなに文章力があっても、「誰に何をどのように伝えるのか?」という視点が抜けていれば、自分本位の文章になってしまうというのはブログの場合も同様ですからね。
そんなわけで、後ほど私のブログ記事を事例として取り上げつつ、解説していこうと思います。
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ブログは書いても読まれないことを前提に考える
基本的にブログは、記事を公開しても読まれないことを前提に考えた方が良いと思っています。
読まれないことを前提に「どうしたら読んでもらえるか?」を考えることが重要です。
こんな言葉もありますからね↓
- 「読まない」の壁
- 「信じない」の壁
- 「行動しない」の壁
↑は、コピーライティングでは常識となっている3つの壁ですが、ブログでもこれらの壁をどうすれば越えることができるのかを考えて文章を書くことによってブックマークに登録されたり、新しい記事が投稿される度に何度も訪問してくださる読者さんが着いてくるという考え方です。
自分が公開した記事を静かな環境で集中して、食い入るように読んでくれる読者さんってほとんどいないんですよ。
ブログを読む人って、たいがい何かしながらだったり、暇つぶしだったり、ただなんとなく文字面を目で追っているだけだったりしますからね〜
基本的に人間という生き物は、自分にとって興味や関係性が薄い情報に対しては消極的だったりするものです。
なので、読まれないことを前提にどうしたら読んでもらえるのかを考えるうえでも、「誰に伝えるのか?」をまず絞り込む必要があるんですね。
たとえば、私の場合だと同年代で「生きづらさ」を抱えている同性といった感じで対象者を絞り込んでいます。
「生きづらさ」は多種多様なので、その分、さまざまな記事が書けるというわけです。
この場合、「生きづらさ」を抱えていない人たちは対象外なので、私の記事が読まれなくても構いません。
対象となる読者さんに決して他人事ではなく、自分事だと認識してもらえれば、記事を読んでほしい人に読んでもらえる確率は高くなりますよね?
こんなふうに「読まない」の壁を意識して書きます。
あとは、あえて自分の黒歴史を晒すことで「信じない」の壁や「行動しない」の壁にもアプローチしていったりもします。
とはいえ、そこまで緻密に計算しているわけでもないんですけどね。
「読まない」の壁を越えるためには、想像力を働かせて「誰に伝えるのか?」を考えることが重要だということです。
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自分の知識や経験が誰かの役に立つかも知れない
人間ある程度生きていれば、良くも悪くもさまざまな経験をすると思います。
- つらかったこと
- 悲しかったこと
- 悔しかったこと
- 嬉しかったこと
- 楽しかったこと
- 怖かったこと
- 笑ったこと
自分の中では大して意味のないことだと思っていても、伝えることによってほかの誰かの役に立つかも知れません。
自身の経験から気づいたことや学んだことって貴重な財産ですからね。
そんな実体験の中からブログを通して伝えたいことを考えたりすることもわりと多かったりします。
実は「誰に」を決める前に「何を伝えるのか?」を考えることもブログの場合は多いんですよね。
順番は前後してしまっても「誰に何をどのように伝えるのか?」という条件さえ満たしていれば、個人的にはOKだと考えます。
先に「何を伝えるのか?」を考えることで新しい発想が生まれることも少なくありませんからね。
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飛ばし読み・ナナメ読み対策
このブログは比較的長文が多いため、どうしても読み飛ばしや斜め読みが起こりやすかったりします。
おそらく各見出ししか見ていないような人も多いでしょう。
そもそも読まない人(読めない人)は、対象外だったりしますが、それでも一応、↓のような対策はしておいても良いかなと思います。
- タイトルや見出しで興味付けを意識する
- 見出しを見ただけで内容を追うことができるような構成にする
- 装飾した文字を追うだけで大体の流れが理解できる
- 口語体で問いかける
- 要点を箇条書きでまとめる
- ストーリー形式から本題へとスムーズにつなぐ
- 長文は短文の集合体として扱う
文字装飾については重要な部分を強調する意味もありますが、同時に読み飛ばし対策も視野に入れて考えると良いでしょう。
大きな文字で書かれた文章は、ただ眺めているだけでも目に止まりやすいですからね。
口語体で問いかける部分に大文字を使うと効果的だったりします。
実はこういったテクニック的なことも「どのように伝えるのか?」が根底にはあったりするわけです。
文章の構造化
ブログに限らず、書籍や論文などの長い文章を読みやすくするには構造化が必要です。
文章の構造化というと、なんだか難しそうですよね?
しかし、ブログの内容にもよりますが、慣れないうちは↓の2つの型を覚えていれば良いでしょう。
- 起承転結:(時系列・ストーリー形式)
- PREP法:(結論・理由・事例・重要ポイント)
主に時系列や物語調で伝えたい場合は、起承転結というパターンを使うことが多いです。
また、問題解決を目的とする文章には、結論を先に述べて、その理由や事例を説明した後に重要なポイントに導くPREP法と呼ばれるパターンを採用すると文章の流れがスムーズになります。
ただし、結論を先に述べる場合は前提条件や定義付けに気をつけましょう。
たとえば、この記事でも結論となる「誰に何をどのように伝えるのか?」の前に「文章とは文字情報による伝達手段」という前提条件や「文章が書けない原因」から結論にスムーズにつなげることを目的とした「文章を書けない人にとっての課題」を提示しています。
こういった場合、結論を述べたあとに「ただし〜」という形で前提条件を付け加える方法と、先ほどのように条件付けしたあとにスムーズに結論につなげる方法があるので、臨機応変に使い分けると効果的です。
もちろん、ここでも「誰に何をどのように伝えるのか?」は意識します。
あと、PASONAの法則と呼ばれるものが文章術として有効との説がありますが、何か商品やサービスを販売する目的がない限りは、簡略化したPASOの法則でも十分です。
PASONAを簡略化したPASOの法則は↓のとおりです。
- P=Problem(問題提起)
- A=Attention(注意喚起)
- SO=Solution(解決策の提案)
AがPASONAの法則で言うところのAgitation(扇動)ではなく、Attention(注意)なのがポイントだったりします。
変に問題を煽り立てる必要性はないですからね。
文章の構造化については下手に難しく考えず、「PASONA→PASO」といった感じで一般論をよりわかりやすく、シンプルにアレンジした方が実践もしやすいでしょう。
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誤字脱字チェック・推敲・校閲
誤字脱字のチェックなんですが、長い記事だとかなり大変だったりします。
自分のブログではなく、依頼されて記事を書く場合は納品後に担当者さんからチェックが入ったりもしますが、一通り記事を書き終えたあとのチェックは必須です。
このブログに関しては、実はそこまで入念に誤字脱字のチェックは行っていませんが、目視だけでは時間がかかり過ぎるので私は↓のツールを使っています。
こちらの文賢というツールは、誤字脱字のチェックだけでなく、文章をよりわかりやすくするための機能がたくさん盛り込まれていて、もはや手放せません。
たとえば、今書いているこの記事を文賢でチェックすると、こんなふうに改善点のアドバイスをしてくれます↓
文賢というツールは文章の校閲支援や推敲だけでなく、文字数や漢字の使用率などもわかりますし、音声読み上げもできて大変重宝しています。
一通りチェックし終わったら、音声読み上げでおかしな部分がないかを確認してから記事を投稿すると便利です。
とくに書くことを仕事にしている人にとっては、負担を軽減できる便利なツールなので試してみると良いでしょう。
私はこれで文章を書くのが楽しくなりました。
くわしくは文賢の公式サイト↓をご覧ください。
どんな思いを込めて文章を綴るのか?
ここでひとつ事例を出してみたいと思います。
たとえば、こちらの記事↓↓
「仕事に行きたくない」が続いたら危険?無理すると後でヤバイことに!
↑の記事は、実際に私が過去に経験した出来事について書きました。
生きづらさを抱えていた当時の私に現在の私が伝えたいことを意識して書いています。
このブログでもたびたび触れていますが、私には一度、自分自身でこの人生を終わりにしようとした過去があります。
アラフォー世代は夢も希望もないらしいけど後悔しない生き方を!
もしタイムリープして、生きづらさを抱えていたあの頃の私に会うことができたらどんな言葉をかけてあげられるか・・・なんてことを考えることがたまにあったりするんですよね。
あの頃の私が今の私を知ったら、少しは救われるかな・・・とか。
重い内容も多いこのブログですが、記事を書く時、私の中では「生きづらさを抱えていたあの頃の私」という存在は大きかったりします。
どうしても、こういう文章術みたいな内容だと先ほど取り上げた「書き方」や「文章の構造化」みたいなものが重要視されてしまいがちだったりするわけですが、文章を読むのは人間ですからね。
「どんな思いを込めて文章を綴るのか?」が、もっとも重要ではないかと私は考えます。
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ユーザーファースト!他のものはみなあとからついてくる?
「おまけ」までしっかりと読んでいただけているのであれば、とても長くなりましたが、最後にブログを書いているブロガーさんにとって気になる収益化について少しだけ触れておこうかなと思います。
最近、その手の質問をいただくことも増えていたりするんですよね?
一応、私の考えとしては、このブログのスポンサーでもあるGoogleが掲げる10の事実に書いてあるとおりです。
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
実際に収益もあとからついてきてますよ☺
何のために文章を書くのか?
一般的な伝達手段としての文章、そしてブロガー向けの文章の書き方について取り上げてきましたが、何のために文章を書くのかは人それぞれです。
- 個人的な日記
- メモ
- 独り言
- 忘備録
- 報告
- 論文
- 書籍
- ブログ
- マニュアル
自分の書いた文章を読む相手が存在する場合としない場合では当然、書き方も違います。
読み手が存在する場合は、「誰に何をどのように伝えるのか?」が基本になります。
ぜひ、この機会にあらためて「何のために文章を書くのか?」を考えてみると良いでしょう。
何事もそうですが、決して基本を疎かにせず、コツコツと経験を積み上げることが重要です。