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職場でいじめが起こる原因は上司だけではない!

職場の環境

仕事自体は嫌いじゃないけど、職場の雰囲気にはどうしてもうまく馴染めない・・・

いつの間にか上司や先輩社員からちょっとしたことでネチネチと小言をいわれるようになり、気づいたらそれがだんだんエスカレートしていって陰湿ないじめを受けるようになっていた

・・・という社会人も世の中にはたくさんいるようです。

こういった大人のいじめは、今も、昔も、そしてこれからもなくならないと言われています。

なぜ善悪の判断ができる立派な大人しかいない組織の中で、いじめが起こるのでしょうか?

以前、このブログでも取り上げた「職場でいじめられるタイプの人」が、いじめられる側である本人による内的要因だと考えれば、今回のテーマは社内の環境に目を向けた外的要因ということになります。

上司や先輩社員が部下や後輩をいじめる理由

会社の上司や先輩社員が部下や後輩をいじめる理由

会社の上司や先輩社員は、部下や後輩を指導する立場にあります。

上司というのはそれなりに責任を背負わなければいけないため、ときには厳しく部下を指導せざるを得ないこともあるでしょう。

それは仕方ないことだと思います。

しかし、仕事に臨む姿勢や情熱が真っ直ぐな上司ほど、指導や教育が行き過ぎてしまう場合があります。

本人は熱心に部下を指導しているつもりでも、行き過ぎた行為がパワハラやモラハラにつながるんですね。

まだ上司が熱くなりすぎて指導が行き過ぎてしまっただけなら、本人さえ気づけば改善はできます。

ただし、次のようなケースだと危険です↓

  • 上司のストレス発散が部下への八つ当たりになってしまっている
  • 上司の威厳を部下への指導(と称したいじめ)でしか保てない
  • 上司が「人を使う」の意味を勘違いしている
  • 上司は力で部下たちを支配することで優越感に浸っている

上司といっても、所詮は一人の人間なのでストレスも溜まりますよ。

上から怒られたり、仕事でうまくいかないことだってあるでしょう。

そんなとき、タイミング悪くいじめられやすいタイプの部下が、たまたま上司の目の前を通りかかったら「おい!ちょっと待て!」と呼び止められて、どうでもいい難癖をつけられたり、みんなの見ている前で罵倒されたり・・・なんて光景を実際に目にしたことがある人もいるかもしれませんね?

もちろん、重大なミスをして会社に損害を与えた部下に対しては、それなりに厳しい指導が必要かもしれませんが、上司のパワハラ・モラハラというのは仕事全体にそれほど影響しないような小さなミスを執拗に突くケースがほとんどです。

一言でいってしまえば八つ当たりですよ。

どうして部下を従える立場の人間がこんな低レベルな行為に及ぶのかというと、すべては上司の心の弱さに理由があると思うのです。

たとえば、まったくといっていいほど仕事ができず、その場にいるだけで役に立っていない上司というのがいたりするわけですけど、そういう人間はおとなしくしていると周囲の部下や後輩にバカにされます。

年功序列で古い体質の会社では、よく聞く話ですけどね。

まあ、大概仕事ができない上司というのは陰では部下たちにバカにされるものなんですが、本人としては自分の立場やプライドがあるので、上下関係ははっきりさせておきたいわけですよ。

で、教育とか指導と称してパワハラやモラハラに走る傾向が強いんじゃないかと。

結果的に指導(いじめ)対象となった部下が、上司にとって都合の良いサンドバッグになってしまうと、さらにいじめはエスカレートしていきます。

きっと、自分は熱心な指導者だと自己陶酔しているパワハラ上司の脳内ではアドレナリンが放出されまくっているのでしょう。

こんなふうにして上司のストレスは、部下への教育・指導という名のパワハラ・モラハラによって処理されるわけです。

この場合、部下はいじめの犠牲者ですが、加害者である上司にとって一連の行為はパワハラでもモラハラでもなく、それはあくまで教育であり、指導の一環だったりするからタチが悪いw

上司であるメンツや体裁を守りたいなら、大きな仕事を成功させて周囲の人たちから尊敬されるような存在を目指してほしいものですよね?

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会社といっても所詮は動物の群れと同じ?

会社は動物の群れと同じ?

人間は猿から進化したなんて有名な話がありますが、どうやらすべてにおいて完全に進化しているわけではなさそうです。

群れをなして集団行動をともにする動物、たとえば猿なんかはボス猿と呼ばれるリーダーが中心となって群れを統率していると言われています。

これって人間界の会社という組織にも同じことが当てはまると思うんですよ。

とはいえ、人間の場合は理性や思考が働くので、本能ムキ出しで弱肉強食といった単純な構図にはなりません。

とくに会社のように一つの目標に向かってチームが一丸となって仕事に臨むような場所では、理性の働く人間が必要です。

しかし、職場でのいじめに関わる人の多くは、理性よりも本能が優位になっている傾向が強いんですね。

わかりやすくいうと、チームワークを大切に考え、自ら率先して仕事を成功に導くような部下にも信頼が厚い上司と、実力や人望ではなく、自分の置かれたポジションを誇示して立場の弱い人間を力で支配しようとする上司の違いです。

上司に限らず、動物的本能が優位になっている社員が多い職場というのは、いじめが起こりやすいといえるかもしれませんね。

いじめが起こりやすい社内の環境

職場でいじめが起こる原因をもう一度まとめましょう↓

  • 上司の行き過ぎた部下への教育・指導
  • 上司のストレス発散
  • 無能な上司が威厳を保つための手段

↑の条件とぴったり合致するような上司が職場にいる場合は危険です。

しかし、いじめの原因は上司の人間性だけではありません。

先ほど「動物的本能が優位になっている社員が多い職場」と書きましたが、やはりいじめというのは環境による影響も大きいのではないでしょうか?

動物的本能が優位になっている人間の多くは、ストレスを脊髄反射的に周囲にぶつけてしまう傾向が強いようです。

休みの日にスポーツで汗を流したり、好きなことをしたり、ゆっくりとリラックスすることでストレスを発散すればいいのに、理性が働かないため、その場で反射的に周囲の人へ八つ当たりする人も結構います。

こういった状況では、結果的に黙って我慢している人が被害を受けることになります。

どうしてこのようなことが起きてしまうのか?

社内の環境を見直してみてください。

環境が人に与える影響は、想像以上に大きいですからね。

とくに↓のような環境で仕事をしていると、上司から部下へと適切な指示が降りてこなかったり、伝達ミスが発生したり、数字を追い過ぎるあまり部下への態度がキツくなったりと職場にいる人たちにとってはストレスの原因となります。

  • 業務連携がうまく取れていない
  • 意思疎通がうまくできない
  • 終始ピリピリと緊迫した空気が漂う
  • 思考ではなく根性が優先される体育会系の社風
  • まるで軍隊教育のような指導方針
  • 過度な成果主義による弱肉強食の人間関係
  • 行き過ぎた合理化

もちろん緊張感をもって真摯に仕事と向き合う姿勢は大事ですが、せめて休憩中くらいは和気あいあいとした職場でありたいものです。

私たちはお互いが協力しあって仕事をしている仲間なんですから。

ともに働く人たちが互いに不信感を募らせるような環境は、精神を圧迫します。

職場の環境って本当に大事ですよね?

MEMO

いじめが起こりやすい環境の中で仕事をしていると、↓の記事に出てくるようなエピソードが生まれやすいような気がします。

因果応報 職場のいじめに因果応報なんてないのかも知れないが・・・

↑の記事中に出てくる「人間性」という言葉は、今回使っている「理性」に近い意味合いかもしれませんね?

それにしても、動物の群れの中で理性が働くというのは、ある意味残酷ですね・・・

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職場の環境を改善するのは困難(結論)

パワハラ・モラハラでアドレナリン放出しまくりの上司・先輩社員

弱肉強食の世界を生きるには、どうしても動物的本能が優位になってしまうものです。

そんな環境の職場で、弱者の意見が尊重されるようなことはごく稀です。

そして上司によるパワハラやモラハラが教育・指導だとしたら、それは会社の伝統として後の世代にも引き継がれていく可能性だってありますよね?

自分のことを情熱的な指導者だと思い込んでいるような上司は、部下へのハラスメントでストレスを発散しながら、脳内でアドレナリンを大量に放出するわけです。

アドレナリンが大量に放出されると、それは快感となって脳神経を刺激するので、病みつきになるんですよね・・・

つまりは、上司にとっては部下への指導(いじめ)が快楽になっていくというわけです。

動物的本能が優位になっていると理性が働かないため、部下への指導(パワハラ・モラハラ)は快楽を得るためにどんどんエスカレートしていくんですね・・・

これが上司だけでなく、同じ職場で一緒に働いている先輩社員や同僚にまでも連鎖していくと最悪です。

そんな状況を自分一人で改善するなんて難しいですよね?

だから、理性の働く優秀な人ほど劣悪な環境の職場からは離れていくんですよ。

その結果、パワハラ上司と似たような人間しか会社には残らないという悪循環に陥ります。

早めに手を打たないと、自分の可能性が閉ざされてしまうかもしれません。

もう一度言います!

環境って大事ですよね?

劣悪な職場の環境に我慢できず、本当は退職したいけど人間関係を考えるとなかなか切り出せない・・・という場合は、退職代行サービスを利用することも可能です。

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