昨今では連日のように仲の良い友達と一緒に楽しそうな雰囲気の自撮り画像をSNSにアップして、ウェーイ!感満載のリア充っぷりを執拗にアピールする人たちが増えているようですが、一方、その影では友達関係さえうまくいかず、一人悶々と頭を抱える人たちがいるのも事実です。
「普通友達っていえば、思ったことを素直に何でも打ち明けられて、喜びも悲しみもともに分かち合える存在なのに、どうして私は・・・?」
と悩むほど、実は友達関係って簡単なものではないのかもしれませんね?
かつての私もそんな悩みを抱えて一人悶々としていた時期がありました。
身近な人に相談するにしても、「本当に何でも話せて喜びも悲しみも分かち合える友達がいない。」と打ち明けるのが恥ずかしいという気持ちも正直ありました。
一番身近な存在で大切な友達とでさえも良い関係性を築くことができない自分に嫌気が差しました。
当時の私と同じように一人悶々としているのであれば、この記事を読むことが何かしら問題解決の糸口になることを望みます。
もくじ
友達とうまくいかない人の特徴
そもそも友達とうまくいかない現状に悩んでいるのであれば、まず把握しておくべきことは「友達とうまくいかない人の特徴」ですよね?
問題が自分にあることがわかれば、それを少しずつ改善していくだけですからね。
友達との関係性もそれで良い方向にいく可能性も高くなります。
たとえば、友達とうまくいかない人というのは単純明快にいえばこんなタイプなんじゃないかと思います。↓
- 自己中心的でワガママ
- 相手の都合やペースを考えない
- 距離感がつかめていない
- 空気が読めない(KY)
- 一方的な頼み事が多い
- いつも相手に気を遣わせる
- 重すぎる性格
- 傲慢で上から目線
- 自分の価値観を相手にも強要する
- 自分の意見・主張を持たない
- 伝える努力を怠る
- いつもつまらなそう
- 愚痴や不平・不満ばかり言っている
あなたはいくつ当てはまりましたか?
当てはまる項目が何個あれば危険とか、そういう話ではありません。
友達に対して最近、↑のような態度で接してはいませんか?
「友達に対して」というのがポイントです。
たぶん、友達といっても初対面のときは今より緊張感もあったと思うんですよ。
最初は敬語で話したり、相手が気を悪くするような発言は控えたり、結構気を遣ったんじゃないですか?
しかし、それがお互い打ち解けて親しい存在になってくると、気遣いもだんだん面倒臭くなってくるものです。
そこには少なからず、↓のような気持ちがあったりするんじゃないですか?
- 友達だから無条件に自分を受け入れてくれるだろう
- 友達だから何も言わなくてもわかってくれるだろう
- 友達だから助けてくれるだろう
- 友達だから言うことを聞いてくれるだろう
- 友達だから慰めてくれるだろう
「友達だから・・・」という条件に何もかも当てはめて身勝手な期待を抱いてしまえば、相手にとってそれが負担になるのは当然のこと。
そのとき自分では気づかないかもしれませんが、友達関係がうまくいかない人の多くは、知らず知らずのうちに友達という存在に依存していたりするものです。
とくにこの傾向は女友達同士の場合に多いような気がします。
男性と比べると女性は自分のことを話したがりますからね。
本人にとっては決して悪気はないのですが、やっぱり愚痴や不平・不満というのは友達だからこそ話せる話題も多いため、つい感情的になって一方的に話してしまったりする人も多いのではないでしょうか。
一方的に話を聞かされている友達がドン引きしていたら要注意です。
もしかしたら、その友達はこんな行動↓に出るかもしれません。
まだ距離を置かれるならマシな方です。
もし、ここであなたが友達にとって精神的な負荷となっていることに気づいたら、素直に反省して謝りましょう。
きちんと謝罪すれば関係性を修復できる可能性はあります。
そのまま放置してしまって相手がこんな手段に出たら、再び良い友人関係を築くのは困難です。
友達は大切にしましょう。
スポンサーリンク
友達を大切にする人ってどんな人?
「友達は大切にしましょう。」なんてごく当たり前のことを書きましたが、友達を大切にする人っていったいどんな人のことをいうのでしょうか?
いくつか例をあげます↓
- 人の悪口を言わない
- 相手の都合やペースを理解して優先順位を決める
- 人の話にはきちんと耳を傾ける
- 自分を必要以上に大きく見せない
- 笑顔を取り繕わない
- 自然に楽しむことができる
他にもいろいろあると思いますが、友達に対しては真っ直ぐであること、正直であることが何より大事だと思います。
職場など利害関係の強い環境では、ときには自分を偽ったり、言いたいことを押し殺したりする場面もあるかもしれないけれど、友達に対しては嘘をつかず、ダメな自分も素直にさらけ出すことが重要です。
スポンサーリンク
友達だからといって何でも許されるわけではない
さっきも言ったとおり「友達だから」を盾に自分の要求を相手に押しつけたり、意見や思っていることを言わなくても察してくれる・わかってくれるものだと考えるのは、どこかに甘えがあるわけです。
これは友達だけに限った話ではありませんからね。
「恋人だから・・・」「夫婦だから・・・」「親子だから・・・」それを理由に相手の気持ちも考えず、ただ一方的に何かを要求することによってお互いの関係性は、徐々に良くない方向に向かっていくことは多々あります。
そういえば、私も過去の失恋は「お前は俺の女なんだから・・・」だったような・・・
そういえば、私が離婚した理由も「夫婦なんだから・・・」だったような・・・
そういえば、実家を出たかった理由も「親子だから・・・」だったような・・・
「◯◯なんだから・・・してくれるよね?」でどれだけ悩み、傷つけ傷ついたことか・・・
喧嘩になったことも数知らず。
最初は、できる限り要求に応えていたのに、だんだんと自分の心に余裕がなくなっていって、身近にいる大切な人の頼みなのにいつの間にか苦痛になってしまいました。
友達でもこういうことは過去にいっぱいありました。(※プロフィール参照)
疲れ切った私は、そっと距離を置くようになっていったわけなんだけど罪悪感は残りますよ。
思い出すと心が痛いです。
でも、ああするしかなかったんですよね・・・。もう限界だったし。
距離を置く方もツライってことは理解してほしいな。
スポンサーリンク
友達と信頼関係を築くための秘訣とは?
こうして考えてみると、人間関係って友達でさえ何だか難しいですよね?
そりゃ~、友達関係がうまくいかない人がいても何もおかしくありませんよ。
難しいんですよ、友達関係って。
相手の性格とか、気持ちまでは自分ではコントロールできないんですから。
だったら、相手に期待なんてするもんじゃありません。
いつもベッタリで運命共同体みたいなのが、友達かというと決してそんなことはないのですから。
「人は人。自分は自分。」が前提でいいと思うんですよ。
「相手の人生のほんのヒトコマに自分が脇役として存在している。」
そんな感じだと思います。
必要以上に気を遣う必要はないけれど、相手を尊重する優しさは必要かなと。
その優しさはどこから来るのかというと「好き」という気持ちです。
恋愛とは微妙に違うんだけど、この好きという気持ちは「LOVE」なんですよね。
よって、友達と信頼関係を築くための秘訣はこの「LOVE」にあるのではないかと思うわけです。
LOVEがGOODな状態をいかにKEEPできるか、そのコツについても持論を展開していきますね 😉
スポンサーリンク
頼み事をするタイミング
信頼し合っているからこそ、相手に頼み事をすることってあると思うんですよ。
友達だから頼めることっていうんですかね?
でも、これが度を越して依存に変わると相手にとっては負担になってしまうわけなんです。
「じゃあ、どうやって頼み事をすればいいの?」
「友達には頼るなってこと?」
なんてツッコミが入りそうですが、決して「頼み事はするな!」だとか「相手を頼るな!」ということではありません。
友達に頼み事をするにはタイミングが重要だということです。
20代の頃はまったくダメだった私でもアラフォーになった現在では、友達に何かを頼むときはこんなことを心がけています↓
- 自分から先にお願いしない
- 相手から2、3回頼まれてから自分は1回お願いする
- 立て続けに何かを頼むときは間隔を開ける
- 相手に期待しすぎない
- 「ありがとう!」と心から感謝する
↑のことを心がけるようにしてからは、そこそこ友達関係もうまくいってます。
あと「無理しないでいいよ」的な一言は毎回添えるようにしてますね。
友達の笑顔に救われた話
一緒にいて気分が沈む人と率先して友達になりたいという人は、おそらく少ないでしょう。
いつもつまらなそうに見えると、本当はそんなことなくても相手には「私と一緒にいても楽しくないのかな?」と思われてしまいます。
かといって無理して笑顔を取り繕う必要はないんですけど、友達といて楽しいときはできるだけ嫌なことは忘れて笑った方がよいという話です。
うまく笑えてなくてもいいんです。
実は、私もつらい過去があって10代の頃は人前でうまく笑えなかったりもしました。
実際に放課後、友達と一緒にいるときも「アリサつまんなそうだけど、どうした?」と気を遣わせてしまったうえに「べつに・・・」なんて無愛想に返事しかできなかったことも・・・。
ある日、その友達と一緒にいるときにキッカケは何だか忘れたけど「私の家庭って最悪でさ、家にも学校にも居場所がないんだ・・・」「毎日イライラすることばかりで、みんなと一緒にいてもうまく笑えない!」「どうすればいいかわかんない!」と思わず、自分の内に込めた気持ちが出てしまったことがありました。
そんな私に対して友達は「そっか・・・ごめんね。うまく笑えなくてもいいよ。もうわかったから。」と優しい言葉をかけてくれたのを今でも覚えています。
10代の頃の思い出話だけど、友達の言葉に私は救われました。
私はそばに居てくれた友達にさえ心を閉ざしていたのです。
うまく笑えない裏には、何か理由があったりするものですね。
今はうまく笑えなくてもいい。素直であればそれでいい。
あれから何十年も経った今では、普通に笑えるようになりました。
それは、たくさんの笑顔に出会ってきたからだと思います。
今でもあの頃の友達の笑顔が忘れらません。
私を救ってくれたのは純粋なあの笑顔でしたからね。
友達は多ければいいわけじゃない!
最近では、ツイッターのフォロワー数だとか、フェイスブックの友達の人数なんかを自慢するような人もいるようですが、友達は人数ではありません。
さすがにアラフォーと呼ばれる世代にもなれば、それなりに人生経験も積んでいると思うので、そんなことはわかっていると思うんですけどね。
そもそもSNSのつながりを友達としてカウントするものなのか?って話ですけど、私はSNSの交流がゆるい関係性でわりと好きだったりします。
また、リアル社会の話だと30代、40代以降の社会人はそれなりにキャリアを積んでいることもあり、人脈自慢をしてくる人もいたりしますが、人脈と友達もまた違います。
わかりやすく違いを説明すると、利害で動くのが人脈。気持ちで動くのが友達。ってところかな?
長く生きていれば、いろいろな出来事があって多少なりとも人間の価値観や考え方も変わっていくものです。
当然、友達関係が入れ替わることもあります。
とくに10代の頃なんかは「友達は多ければ多いほど良し」とされる風潮がありますが、これっていうのはいわゆる「友達が多い=人気者」というアピールだったりするわけですよ。
私も夜のお仕事をやってたときは、それに近い価値観でしたがw
さすがにアラフォーにもなると、自称友達とか、軽い知り合いとか、顔見知りみたいな関係性はそれほど必要ないなと思うようになりました。
友達は質です!
たった数人でも心から良い友達だと思える人を大切にしましょう!
スポンサーリンク
親しき仲にも礼儀あり
友達関係がうまくいくコツをわかりやすく一言で表すと、まさにこんな感じではないでしょうか?
「親しき仲にも礼儀あり」
どうしても距離が近くなり過ぎてしまうと、「礼を尽くす」ということが欠落してしまいがちです。
たとえば、親や兄弟なんかも距離が近すぎる故にそうなってしまっているのではないでしょうか?
私は思春期の頃、まさにそんな感じで、自分の親に「ありがとう」の一言をいうこともあまりなかったですからね。
お恥ずかしい話ですが、はじめて親に対して「ありがとう」の言葉が自然に出たのは一人暮らしを始めてからだったと思います。
きっと友達に対しても、そばに居てくれて当たり前の存在になってしまうと同じことが言えるんじゃないかなと。
友達として存在してくれること自体がありがたいことです。
当たり前のことに感謝しましょう!
シンプルだけど、それが良い友達関係にもつながるんじゃないかな?
この記事を読んだあと、改めて↓を読むと自分と逆の立場にいる相手の心理がわかるようになります。