甘やかされて育った人が将来どうなるかは憶測でしか語れない

甘やかされて育った?

甘やかされて育った子供は将来ろくな大人にならない!

なんて言葉が昔からあったりしますよね?

もしかしたら、一度はそんな言葉を誰かに言われたことがある人もいるかも知れません。

しかし大人になった今、冷静に考えてみると、甘やかされて育った子供の将来なんて未来のことなんだから当然、誰にもわかりません。

「甘やかされて育った子供は将来ろくな人間にならない!」なんて言われても、それはその人の主観であり、個人的な感情であり、やはり憶測でしか語れないものなんですよね・・・。

この言葉って他者に向けて発せられる場合がほとんどです。

自分に向けて「私は甘やかされて育ったからろくな人間じゃないんですよ〜」という人ってほぼいないと思います。

何を言いたいかというと、他人を責めるために使われやすい言葉だということです。

では、もう少し掘り下げていきましょう!

「甘やかされて育った人はろくな人間にならない」というのは、はたしてどこまで本当なのでしょうか?

親に甘やかされて育った人は自己中心的でワガママ放題?

ワガママ放題

世間一般的な見解でいう親に甘やかされて育った人の特徴を一言で言い表すと「自己中」とか「ワガママ」といった感じですよね。

たとえば「親に甘やかされて育った人」と聞いて、こんなイメージを抱く人も多いのではないでしょうか?

  • 自分から率先して行動を起こさない
  • なんでも人にやってもらって当たり前だという態度
  • 精神的に打たれ弱い
  • 他力本願
  • 無責任
  • めんどくさがり屋
  • 自分の非を認めない
  • 一方的で空気が読めない
  • 何かあると他人のせいにする
  • 金遣いが荒い
  • 自分に甘く、他人に厳しい
  • 自分を大きく見せようとする
  • 物事を途中で放棄する
  • 人生が何もかも中途半端

↑を見て「あ〜、わかる!こういう人周りにいるわ〜?」と思う人もいるでしょう。

しかし、こういう人って本当に親に甘やかされて育ったことが原因でそうなったのでしょうか?

よくよく考えてみると、親がその人をどんなふうに育てたかなんてわからず、勝手な想像でそう決めつけている場合が多いようにも思えます。

親に厳しく育てられた人でも、打たれ弱かったり、無責任だったり、他人のせいにしてばかりの人っていますからね。

親の育て方はあくまで要因のひとつでしかないというわけです。

もちろん子供の教育が大事なのはわかりますが、成長過程で人格形成に影響を及ぼす要因は他にもたくさんありますよね?

結果的に「親に甘やかされて育った」という言葉が、成長過程において人格形成に影響を及ぼすその他の重要な要因を見え難くしているように思えてしまうわけです。

おそらくこの言葉を発する側の人って、そこまで深く物事を考えていなくて、脊髄反射的に「甘やかされて育ったから〜」と言ってしまうのでは・・・?

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「厳しい=正しい」という教育基準のルーツ

子供は厳しく育てるのが正しいという価値観

子供を甘やかすのは決して良くないことだとわかってはいるんだろうけど、私の周囲にいるママたちを見ていると、結構我が子には甘いなと思う人も多いというのが正直な印象です。

基本的に私たちの世代なんかは、子供に厳しい人ってそんなにいないと思うんですよね。

もちろん、決して甘やかしているわけではないと思いますよ。

でも、私たちが子供の頃と比べるとそこまで厳格な親というのは、私と同世代の人にはほとんどいないんじゃないかな?

よくよく考えてみると、「甘やかされて育った子供はろくな人間にならない!」といった言葉を使うのって比較的高齢者に多い気がするんですよね・・・

私の親世代とか、昔働いていた年配の上司とかが使ってた気がします。

それもそのはずで、現在アラフォーである私たちのさらに親にあたる世代の人たちは、戦後の貧しい時代に軍事的な厳しい教育を受けた親(おじいちゃん・おばあちゃん)に育てられていて、それが子育てのお手本として継承されていると考えれば、なんとなく想像できると思います。

当時は、現在のように情報も流通していませんし、村社会で人間関係も固定的だったため、周囲にいる人たちの影響をもろに受けやすい環境でもありました。

また、価値観の多様性を認めない風潮もあったことでしょう。

親の言うことは絶対という価値観が普通の時代だったので、そういう親(おじいちゃん・おばあちゃん)に育てられた私たちの親も、我が子に対して厳しく教育するのが絶対的に正しいと信じて疑わなかったのかも知れません。

この時代の人にとっては子供は甘やかさず、厳しく育てるのが教育のスタンダードだったわけです。

当時は、甘やかされて育った人よりも当然、厳しく育てられた人の方が割合的にも多いので、それが絶対的に正しいという価値観を持った年配者が多いのも理解はできますね。

現代では、当時と比較すると情報も流通していて、人々の価値観も多様化しているため、昔ほど「厳しい=正しい」という価値観を持つ人も少なくなったと考えられます。

しかし、たまに「甘やかされて育った人は・・・」という言葉を聞くと、昔の名残を感じてしまうものです。

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甘やかすとか厳しいとかそういう問題ではない!

甘やかされて育った子供の将来は?

大人になってある程度、人生経験を積むと物事の本質がだんだんとわかってくるので、あまり気にしなくなるものだけど・・・

子供の頃、ワガママ放題が許されて、ほしいものは何でも親が買い与えてくれるような近所の友達のことを羨ましいと思ったことはありませんか?

私が子供の頃なんかは、新しいゲームソフトが発売されると毎回親に買ってもらってた子がいましたね?

その子の家に遊びに行ってみんなで楽しく遊んだりしていたんですけど、中にはその子のことを妬んだりする子もいました。

ある日、仲の良かったグループの男の子が「アイツ、親に甘やかされてるから、ろくな大人にならないってうちのお母さんが言ってた」みたいな趣旨の発言をしたのを何となく覚えていますね。

こうして大人から子供へと価値観って受け継がれていくのかな?

しかし、その子は決して自己中でもなければ、ワガママ放題でもなく、立派に成長しましたよ。

高校生の頃、その子とバイト先が一緒になって、私はその子にワガママばかり言っていつも困らせていましたけどね・・・

厳しく育てられたというよりは、子供にとってあまりに過酷で劣悪な環境の中で生きることを強いられた私の方が、やさぐれ放題で自己中になってしまったという何とも笑えないエピソードでした。

どちらかというと、ハングリー精神は比較的強かったとは思うんですけどね。

ハングリー精神 ハングリー精神とは鍛えるものなのか?

私の子供の頃の話については、こちらの参考記事↓でも取り上げていたりします。

結局、自己中でワガママ放題の人っていうのは、親に甘やかされて育ったとか、厳しく育てられたとか、そういう問題ではないんですよね。

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なぜか「甘やかされて育った」と他人から言われる人

決してそうではないのにどういうわけか「甘やかされて育った」と他人に言われてしまう人がいます。

厳格な家庭に生まれたにもかかわらず、何も知らない赤の他人から「甘やかされて育ったから〜」なんて言われたら、ムカッとくる気持ちも理解はできます。

しかし、世間一般の認識で語られる「甘やかされて育った人の特徴」をここでもう一度思い出して見てください。

  • 自分から率先して行動を起こさない
  • なんでも人にやってもらって当たり前だという態度
  • 精神的に打たれ弱い
  • 他力本願
  • 無責任
  • めんどくさがり屋
  • 自分の非を認めない
  • 一方的で空気が読めない
  • 何かあると他人のせいにする
  • 金遣いが荒い
  • 自分に甘く、他人に厳しい
  • 自分を大きく見せようとする
  • 物事を途中で放棄する
  • 人生が何もかも中途半端

決してそんな事実はなくても、「甘やかされて・・・」という言葉を発した相手にとっては、↑↑のようなタイプの人間に思えたのでしょう。

ボキャブラリーが乏しいため、反射的に出た言葉が「甘やかされて育ったから・・・」だっただけで、自己中心的な振る舞いやワガママが度を超えていると解釈することもできますよね?

つまり、どういうわけか「甘やかされて育ったから・・・」と他人に言われてしまう人というのは、自己中心的な振る舞いやワガママが目に余るということです。

↓↓の関連記事で取り上げている人にも、同じようなことが言えるかも知れませんね?

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甘やかされて育ったという自覚がある人

世の中には「自分は甘やかされて育った」と自覚している人も少なくありません。

そして、甘やかされて育ったことを自覚している人の多くは、社会に出て自分にとって厳しい環境にうまく適応できずに苦しんでいるケースも多いようです。

中には自分のことを過保護に育てた親を恨む人もいるとか?

ちなみに自分が甘やかされて育ったことを自覚する瞬間というのは、人それぞれですが、↓↓のようなものが挙げられます。

  • 親にも相談できないような深刻な問題に悩まされた時
  • 自分自身で向き合い、解決しなければならない問題に直面した時
  • 自分の取ってしまった行動に対して責任を追及された時
  • 孤立してしまった時
  • 生活苦に陥った時

あと、よく社会の荒波に揉まれないとわからないみたいに言われることがありますが、荒波に揉まれることなく社会に出ている人も多いですからね。

危機的な状況に陥って、

  • 自分の無力さ
  • 自分の愚かさ
  • 自分の不甲斐なさ

を実感した時、はじめて甘えていたことに気がつくものですよね?

そう考えると・・・

「甘やかされて育った人は将来苦労することになる」

という表現であれば、それもあながち間違いではないなと思います。

私も自分がつくづく愚かだと思うことは度々ありますが、その都度反省を繰り返しているといった感じです。

このブログをはじめて間もない頃ということもあって、今読み返すとちょっと恥ずかしいけれど、そんな時に書いた記事はこちら↓↓

夢も希望もない絶望的な人生 アラフォー世代は夢も希望もないらしいけど後悔しない生き方を!

まあ、厳しく育てられても苦労はするんですけどね?

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自立することからはじめよう!

自分でも甘やかされて育ったことを自覚しているのであれば、まずは自立することからはじめると良いでしょう。

親に頼らずに自分の力で生活できることが第一歩です。

親だけでなく、他者依存も自立を妨げる要因なので気をつけてくださいね。

そして、他人には自分が親から受けたように愛情をもって接すると良いでしょうね。

甘やかされて育ったという人は、たしかにワガママな場合もあるけど、親の愛情を十分に受けていることもあって、他人にはわりと優しく接することはできると思います。

当然、自立するためには必要な生活費を自分で得て、社会人として最低限のコミュニケーション能力が問われます。

ワガママなんて言ってられない状況に陥ることもありますし、時には対人関係においてトラブルに見舞われたりもするでしょう。

しかし、そういった壁にぶつかりながら、人の気持ちを考えたり、人に感謝したり、目標を見つけて努力できるようになるものです。

結局は、それができている人とできていない人の違いなんですよね。

大事なのは成長過程だと思うんですよ。

甘やかされて育った人が将来どうなるかなんて未来のことは、憶測でしか語れないものです。

当然、甘やかされて育ったから自己中心的でワガママだとか、厳しく育てられたから正しいとか、一概にそんなことは断言できないわけです。

たとえ性格的な問題を他人から指摘されて「甘やかされて育ったから・・・」なんて言われても、自己中心的でワガママな性格を改善することができるのは、親ではなく、あくまで本人による自覚と行動ですからね。

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