仕事の愚痴を言う女性ってどう思いますか?
おそらく世間一般的には、あまり良い印象を抱かない人も多いでしょう。
たとえポーズでも仕事に対しては前向きな姿勢が評価される世の中ですからね。
しかし、世間一般的な価値観がそうだからといって愚痴を吐く人に対して問答無用で「それは良くないことだ!」と決めつけてしまうと、お互いの関係性が危うくなる場合もあるので注意が必要です。
とくに仕事の愚痴を言う女性というのは、男性とはまた違った特徴があったりしますからね。
女性の場合、大事なのは発せられる言葉の背景を察することなんですよね〜
実は私も他人の愚痴を聞く機会がわりと多いのですが、女性と男性の根本的な違いや世間一般で言われている価値観がどちらかというと男性寄りだったりすることに気づきました。
ということで、今回のテーマは「仕事の愚痴を言う女」です。
もし周囲に仕事の愚痴を言う女性がいたら「それは良くないよ!」と一般論や正論を振りかざす前に参考にしてみてください。
もくじ
仕事の愚痴ばかりいう女たちの末路
仕事の愚痴ばかり言う女性は、正直いって嫌われやすいです。
彼女たちには、いくつかの特徴があります。
まず、ネガティブで自分に自信がない女性は、自分を守るために愚痴を言うことがあります。
満たされない自分を誇張して同情を求めたり、誰かに構ってほしいのかも知れません。
彼女たちは自分の不安から逃れるため、仕事の愚痴を言って慰めを求める心理状態に陥っているといってもよいでしょう。
次に、自分自身は努力していると思っていることが特徴です。
自分誰よりも頑張っているのに評価されないと感じ、愚痴る人ってOLさんにもわりといますよね?
もちろん上司の評価が不当な場合も多いですが、実際には努力をしている人はきちんと評価されていることもあります。
ただ、愚痴を言うだけでは印象が悪くなりますので、もったいないですね。
プライベートの充実度も、愚痴を言う女性の特徴の一つです。
プライベートが充実していないと、仕事に集中し、嫌なことがあると不満ばかり出てしまいます。
逆に、プライベートが充実していれば、多少仕事が辛くても踏ん張れることもありますけどね。
また、プライドが高いことも特徴の一つです。
彼女たちは自分に責任を向けず、自分以外の誰かに向かって愚痴を言うことが度々あります。
プライドが高い反面、周りの目を気にし、恥をかくことが怖くなるのでしょう。
そういう場合、仕事内容や上司、部下への愚痴を言うこともあります。
現状を変えようと行動を起こさないことも愚痴を言う女性の特徴です。
彼女たちは嫌な仕事をしていると思っても、違う仕事に移る勇気が出なかったり、行動できなかったりするわけです。
そして結局、愚痴を言い続ける人生を送ります。
さらに、愚痴を言う女性は新人にも愚痴を言うことがあります。
愚痴という行動そのものを悪いと思っていないため、愚痴を言うことが慢性化しているのも最悪ですね…。
彼女たちが愚痴を言っていると、仕事が嫌な仕事なのか、職場の雰囲気が悪いのか、と思ってしまい、働きたくないと感じる人も当然いるでしょう。
このような仕事の愚痴ばかり言う女性と関わることは、自分自身にとっても疲れやストレスにもつながります。
なので、関わらないように工夫したり、愚痴に対してポジティブな意見を言いたくなる気持ちもわかります。
とはいえ、愚痴が習慣化している人が変わることは難しいと思います。
彼女たちとは適切な距離を保ちながら対処するのが妥当です。
結果的に普段から愚痴ばかり言う女性たちは、孤立していく末路を辿ります。
しかし、世の中には「類は友を呼ぶ」というコトワザがあります。
そして女性は群れる生き物です。
愚痴ばかり言う女が同じような価値観を持つ仲間を引き寄せて、群れになると最悪な状況が生まれます。
仲良し女性グループで仕事の愚痴やその場にはいない人の悪口を言い合って、内輪で盛り上がるあの光景が目に浮かぶのではないでしょうか?
これこそが愚痴ばかり言う女の末路なのでは・・・。
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愚痴をこぼす女性が男性に嫌われやすい理由
愚痴をこぼす女性が男性に嫌われやすい理由は、わりと単純だったりします。
- 愚痴を吐く人はネガティブな印象
- 愚痴を聞かされる方がつらい
- 一緒にいて楽しくない
- 話にオチがなく同じことを延々と繰り返すだけの会話が退屈
- 現状を変えようとする努力が見られない
- 自分もがんばっているのにやる気を削がれる
愚痴を言う女性に対して多くの男性が抱く感情には、↑のようなものが当てはまると思います。
男性の場合、相手が女性に限らず、とにかく愚痴を吐く人には↑のような気持ちを抱くことがほとんどではないでしょうか?
しかし、ほとんどの女性は「愚痴を言う女は嫌われる」ということを知っているんですよね。
では、どうして嫌われることをわかっていて女性は愚痴を言うのでしょうか?
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気軽に愚痴を吐ける人=信頼できる人
先ほど私は他人の愚痴を聞くことが多いと書きましたが、どちらかというと自分よりも若い女性の愚痴を聞くことがほとんどです。
そして、愚痴をこぼす若い女性たちの話を聞いていて、気になった言葉が・・・
「こんなこと、アリサさんにしか言えないです。」
「アリサちゃんにしか話せないから言うんだけど・・・」
「彼氏に言ったら怒られるし、喧嘩になるからアリサさんしか話せません。」
まあ、私だから気軽に愚痴を言えるということなんですけどね。
もちろん女同士だからという安心感もあると思います。
しかし、男女少人数で話をしていても「ここだから言える話なんだけど・・・」と切り出して仕事の愚痴をこぼす女性も少なくないので、やはり自分が嫌われる可能性や誰にでも言えないことを承知のうえで、世の女性たちは愚痴を吐く傾向にあるようです。
つまり、多くの女性にとって自分が嫌われるかも知れないのに、あえてその危険を冒してまで愚痴を言うことができる相手というのは、信頼に値する人間だということです。
正直な気持ちを吐露すると、私も人の愚痴を聞いている暇なんてないし、めんどくさいと思うこともあるんですけどね。
その理由については、↓↓の記事をお読みいただければ理解できると思います。
めんどくさいとは言っても、私のことを信頼してくれていて、吐き出さないとおかしくなってしまいそうな若い子を見ると愚痴の一つや二つ、聞いてあげたくなるものなんですよね?
世間一般的には、愚痴ばかり言っていても何ひとつ状況は変わらないし、自分を下げるだけだというのが正論です。
しかし、世の女性にとってはそんな正論よりもお互いの関係性が大事だったりするんですよね。
もちろん、単に依存している相手は論外ですよ。
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愚痴を聞く人は信頼されやすい?
愚痴を聞かされる側の人というのは、相手に安心感を与えることで信頼を得やすいのではないかと思います。
たとえ言い難いことでも言える相手というのは、頼もしいですからね。
実は世間一般的に良くないとされている愚痴というのは、女性との信頼関係を構築するうえで重要なプロセスだったりするのかも知れませんね?
逆にいえば、愚痴を言う女性に対して正論で返すというのは、信頼関係構築のチャンスを自ら無にしている可能性があるということです。
「正しいかどうか」よりも「相手の心情」に寄り添うことが信頼につながりますからね。
それについては以前書いたこちらの記事↓でもくわしく触れています。
わかりやすくまとめるとこんな感じですかね?↓
- 愚痴を言う=良くない(正しいかどうか)
→ 自分軸 - 愚痴を言う=相手に寄り添う(信頼構築)
→ 相手軸
もっと言ってしまうと「正しいかどうか」は自分軸、「相手に寄り添う」は相手軸で物事を考えているということです。
「オレはこうするべきだと思う!」と主張する人と「うん。うん。わかるよ!つらいよね?」と相手の話に耳を傾ける人、信頼できるのはどちらかな?
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アドバイスは要らない!下手したら上から目線のお説教だと思われてしまうので注意!
働く女性にとって、仕事の話題は男女共通です。
当然、職場での立場や環境によってはつらいことも多いでしょう。
物申したくなることもあるでしょう。
ストレスも溜まります。
しかし、愚痴を言いたくても言えないのが現実です。
とくに仕事の愚痴は嫌われる原因になりますからね。
うっかり仕事の愚痴をこぼしてしまって、社内での評価がマイナスになってしまうと死活問題ですしね。
基本的に言い難いことって信頼できる人にしか言えないんですよ。
もちろんいきなり愚痴を吐くわけではなくて、最初は相談という形をとってなんですけどね。
男同士の場合だったら、愚痴っぽく相談してくる相手に対して正論や叱咤激励で対処可能だったりするようですが・・・
相手が女性の場合は注意が必要です。
正論や叱咤激励は相手を傷つけ、信用を損ねる危険がありますからね。
また、相手を思いやるつもりで困っていることに対してアドバイスをする人もいるようですが、愚痴を言う女性には逆効果だったりします。
もちろん親切心でアドバイスをくれるのはわかるんですけどね。
女性にとって大切なのは問題解決ではありません。
愚痴を言いたくなるような状況をどうすれば改善できるかなんて後でいいわけですよ。
男性とは優先順位が違うんですね。
やはりここでも相手の気持ちに寄り添うことが大切です。
先ほども女性の場合は、「正しいかどうか」よりも「相手の心情」に寄り添うことが重要だと書きましたが、仕事上の関係性だけでは深い信頼は得られません。
とくに上司と部下みたいな関係だと、そこにあるのは単なる上下関係でしかなくて、決して信頼関係が構築されているわけではないですからね。
さらに言ってしまうと、仕事上の信頼関係はある程度できていたとしても、決してそれが人間的な信頼関係につながるとは限らないということです。
この状態で勝手にお互いの関係性が良好だと勘違いして、女性の愚痴に対してアドバイスなんてしたら、上から目線のお説教だと思われてしまうのも仕方ありません。
注意しましょう!
しかし、めんどくさいですよね?
女の愚痴は単なるストレス発散
男性と比べて、女性はとにかく喋ることでストレスを発散する傾向が強いと言われています。
女性にとっては、仕事の愚痴もネガティブだとか自信がないとか、そういった意図はまったくなく、単なるストレス発散だったりするケースが多かったりします。
三日後には自分が言ったことすら覚えていないなんてこともあるくらいですからね。
もちろん人にもよりますが、女性の場合は愚痴を吐き出してその場でスッキリするのが目的といった感じでしょうか。
一見すると仕事の愚痴を言っているので、職場の不満が爆発しそうなんだなと解釈してしまいがちですが、女性の場合、ストレスの原因は別にあることも多いようです。
仕事の愚痴というのは、日常生活で溜まったストレスの発散に都合が良いだけなんですよね。
結論の出ない雑談を延々としていると、内容のない会話の中に相手のストレス要因が垣間見えたりして、本当は直接仕事と関係ないことでイライラしているのに、なぜか仕事の愚痴で発散しようとしていたり…なんてことに気づくこともあります。
おそらくこういった内容のない無意味な会話を延々としないとわからないことって、多くの男性が見過ごしがちだったりするんですけどね。
共感すればそれでいい?
男性と比べると女性は共感を求めるなんて言われることが多々ありますよね?
もちろん、その通りではあるんですけど、世の女性は共感の仕方にも結構敏感だったりします。
たとえば、先ほど仕事の愚痴を言う女性に対してアドバイスをするのは危険かも知れないという話をしましたが・・・
「アドバイスが良くないなら適当に相槌を打って、ひたすら話を聞いていれば共感しているように見えるだろう」なんて安易に考えるのもどうかなと。
女性というのは察する生き物なので、表面的に共感しているフリをしたところで見透かされてしまう場合もありますからね。
「心ここに在らず」の状態ってなんとなくわかるものなんですよね・・・
信頼関係が前提にある場合は、注意した方が良いかも知れません。
あと、共感と同調の違いはきちんと理解しておきましょうね?
女性の愚痴には自虐ネタで対処?
愚痴を言う女性に対して自分も一緒になって愚痴を言うというのは、世間一般的にも道徳的にも、あまりよろしくない印象がありますが、時には有効だったりします。
たとえば、ちょっとした職場での出来事について愚痴をこぼす女性に対して「あ〜!それ!わかる。」「私なんてさ、もっと酷いよ!」と返すと、結果的にお互い一緒になって愚痴を言い合う構図になるわけなんですが・・・
最後に笑えるオチを持ってくることで、単なる愚痴が楽しい会話に変わります。
別に高度な話術が必要なわけではないですからね。
実際にあった事例をひとつ紹介すると、仕事で想定外のトラブルが発生したことを愚痴る女性に対して「それはつらいよね!」と軽く同調しつつ、「思い出したんだけど、私なんてもっと悲惨だよ!急なトラブルで朝から何も食べてないのにお昼休みは潰れるし、先方に謝罪には行ったんだけど、静まり返ってて気まずい雰囲気なのにグゥーってお腹が鳴っちゃってさ〜、みんな必死に笑いをこらえてるのがわかって、あの時はつらかったな〜」みたいな感じですかね?
「何それ?ウケるんだけど〜」という展開に持っていければそれでOKです。
ここで気をつけたいのは、決して誰かの悪口大会に話を持っていかないことです。
あくまで自虐ネタで攻めるって感じですね。
そういえば、以前クリスマスを一人で過ごす人に対して自虐ネタで返して笑いを取る男性の話を書きましたが、それに通じるものがありますね↓
愚痴に対して愚痴で返しはするんだけど、最後は笑いに持っていくことが重要です!
まとめ:女性にとって愚痴もコミュニケーションのひとつ
長くなりましたが、最後に要点を整理しましょう。
- 女性の愚痴と男性の愚痴は性質が違う
- 世間一般の認識は男性の価値観に寄っている
- 女性は愚痴を言うと嫌われるのをわかっている
- 愚痴が言える人=信頼できる人
- 愚痴を聞くときは自分軸よりも相手軸
- 女性にとって愚痴はストレス発散の手段
- アドバイスは要らない
- 共感しているフリはバレている?
- 愚痴に対して愚痴で笑いを取る対処法が効果的
一般的に愚痴を言うのはよくないと言われていますが、そこで思考停止してしまうのではなく、相手の心情を考えてさらに踏み込んでみると見えてくるものってありますからね。
「良い・悪い」という価値基準だけにとらわれてしまうと、人間関係の本質を見失う可能性もあるということです。
愚痴っぽい女性とのコミュニケーションにおいて参考にしていただけたらと思います。