ちょっと前の話になりますが、実はこのブログを介して取材の依頼をいただきました。
こういうのってブログを運営しているとよくあることなんですかね?
ということで、どうしようかと思っていたところ、依頼内容をよく見てみると・・・
「アラフォー貧困女子の生活に密着してリアルな現状を知りたい」といった感じでした。
正直、「えっ!どうして私に?」と思ったんですけどね。
あの~たしかに私は、アラフォー、バツイチ、独身と三拍子揃ってはいますが・・・
一応、貧困ではないんですよね~
ご期待にそえず、ごめんなさい m(_ _)m
プロフィールにも貧困女子なんて一言も書いていませんし、世間で言われるような貧困女子には該当しないかと・・・。
そんな経緯もあって、結果的に取材はお断りすることになったわけなんですけど、ご依頼主さんとのやり取りで「せっかくなので、取材元が特定されない形でブログのネタにさせてもらっても良いですか?」と交渉してみたら許可をいただきました。
どうやら参加しているブログランキングに貧困女子系のブログが多いのと、アラフォーバツイチ独身と来たら「貧困女子」という先入観があったようですwww
おかげさまでこの記事を書くきっかけにもなったので感謝してますけどね。
以前書いたアラフォークライシスに関する記事にも関心を持っていただけたようで嬉しかったですよ。
まあ、そんな感じなんですが、実は私も過去に二度ほど経済的にピンチな状態に陥ったことはあります。
どこまで参考になるかはわかりませんが、私の経験も踏まえたうえでアラフォー貧困女子について語ろうと思います。
もくじ
アラフォー独身女性の4割が貧困なの?
以前、日経新聞に掲載された「アラフォー独身女性、4割が非正規」というニュース記事が話題になったことがあるんですけど、これを受けて書かれた記事がどういうわけか「アラフォー独身女性の4割は貧困」という解釈になっていたことを思い出しました。
このネタは他にもまとめサイトなどでも取り上げられていますが、いずれも「非正規=貧困」という認識です。
まあ、たしかに非正規から貧困に陥る可能性は十分にありますからね。
バツがひとつ付いているけど一応、私もアラフォー独身女性ですし、現時点ではパラレルワーカーとして収入の柱を複数持ってはいますが、先のことなんてどうなるかわかりません。
考えたくはないですが、もし突然収入を絶たれて働きに出るとしたら私も非正規雇用になると思うので、この問題は決して他人事ではありません。
明日は我が身ですからね。
しかし、こういう記事を読んでしまうと、正規労働者である6割が勝ち組で何とかそこに滑り込まないとヤバイ!みたいな感じで思考が誘導されてしまいそうですよね?
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貧困女子の特徴とは?
よく貧困女子についてのニュースなんかを目にすることがあると思うのですが、「いったい何をもって貧困女子なのか?」という疑問が湧いてきたので調べてみると、毎月のお給料が手取りで10万円以下というのがボーダーラインのようです。
以下、貧困女子の主な特徴です↓↓
- 年収114万円付近もしくはそれ以下
- 非正規雇用または無職
- 奨学金の返済が残っている
- 貯金なし
- 生活を維持するために借金をしている
- 頼る人が身近にいない
- 実家も困窮している状態
- 独身で恋人もいない
- 何らかの依存症(買い物、ギャンブル、恋愛など)
もしかしたら現在は貧困に陥っていなくても、↑↑の条件を見て、いくつかは当てはまる人もいたりするかもしれませんね?
先ほど「明日は我が身」と書きましたが、まあ、そういうことですよ。
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貧困生活からの脱却は可能なのか?
20代であれば貧困女子から脱却できる可能性は十分にあると思いますが、30~40代となると普通に派遣やパートとして働いているだけでは厳しいように思えます。
しかし、まったく無理だとというわけではありません。
要は支出を減らして収入を増やせばいいわけですからね。
シンプルに考えると、こんな感じでしょうか↓↓
- 固定費を下げる(家賃、通信費など)
- 不要なものは売って換金する
- できるだけ高収入の仕事をする
- 収入源を増やす
たとえば、家賃が高い東京都内に住んでいる場合は、近郊の安い地域に引っ越したり、可能であれば地方に移住するなんてこともできたりします。
ただし、引っ越しにはある程度のまとまったお金が必要ですけどね。
最近ではシェアハウスも増えているので利用してみるのもひとつの手段です。
どこまで参考になるかわかりませんが、簡単に私の経験を書いておきましょうか。
固定費を下げることに関しては私の場合、離婚直後に無職になったので一時的に実家に戻りました。
不用品はまとめてヤフオクやメルカリに出品すると結構売れます。
仕事については、できるだけ短時間で高収入が得られるものを選んでいました。
普通に安い給料で働いていても、収入の上限が決まってしまっていると貧困生活からは一向に抜け出せませんからね。
当時の私は、とにかく生活していくためのお金が必要だったので、仕事を選ぶ基準は「やりがい」ではなく「どれだけ稼げるか?」でした。
余計なことは考えるだけ無駄だと思い、高収入が得られる仕事が決まったら、とにかく没頭するだけだったのでシンプルです。
社会的にはマイナス評価になることが多いですが、短期的に職を転々としています。
いろんな仕事を経験した結果、私には歩合制の仕事を死ぬ気でやって結果を出すのが合っていたようです。
自分に合っている仕事に出会うためには、社会的にマイナス要因となる短期間に職を転々とするというリスクを背負う必要があったんだと今では思っています。
20代で一度目の借金生活に陥った時は夜の世界、そして離婚後に二度目の生活苦に陥った時は、以前に↓↓の記事でも書いたとおり、試食販売の仕事でとにかく指名をとって結果を出すことだけに集中しました。
夜のお仕事や試食販売だけでなく、こういった指名が取れる仕事ってお店や商品ではなくて、自分自身にお客様がつくというのが強みだったりします。
自分が出勤する時はお店の売上が上がるといった状態まで持っていくことができれば、融通も効くようになります。
業種とか関係なく自分自身に顧客がついた状態で企業の看板を借りて仕事をするといった感じですかね。
たしかに基本給プラス歩合制の仕事は収入が不安定ですが、普通に安い時給で働いているだけでは貧困生活から抜け出すことは難しいので、やってみる価値はあると思いますよ。
これ以上、何も失うものがない状態というのはある意味最強ですからね。
ただし、歩合制の仕事は個人事業主として業務委託契約を結んで働く場合もあるため、自分で確定申告をして税金を納める必要があります。
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節約よりも収入を増やすことが重要!
先ほど支出を減らして収入を増やすという話をしましたが、支出を減らすといえば節約ですよね?
しかし、ここでいう支出を減らすというのは、あくまでコスト削減の考え方であり、食費を数百円安くするために近所ではなく、わざわざ遠くのスーパーまで買い物に出かけるといったようなものではありません。
数十円、数百円を節約するために遠くのスーパーまで買い物に出かけるなら、その時間を利用して不用品をヤフオクやメルカリに出品した方が、まだ収入を増やすことにつながりますからね。
ちなみに数百円単位でコツコツ節約しても、物価上昇や消費税増税で簡単に無効化されてしまいます。
とはいえ、決して節約がダメだとか、無意味という話ではないですからね。
節約も否定しませんし、もちろん大事だけどしっかり優先順位をつけて考えてください。
月収10万円以下でしたら、節約よりも少しでも収入を増やすことに注力しましょう!
ちなみに比較的すぐにできる生活コストの下げ方については↓↓の記事を参考にどうぞ!
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精神論や根性論は時代的にナンセンスだけど・・・
これだけ情報化している現代社会では昔のように精神論だとか根性論なんてナンセンスとされていますが、あくまでそれは仕事のやり方に対してであって、生活面で逆境を乗り越えるためにはある程度必要なんじゃないかと思うことがあります。
どうしても困窮した状態に陥って精神的に追い詰められてしまうと、それを跳ね返せるだけの精神力だったり、根性、忍耐力が問われますからね。
たしかにブラック企業でいじめられたりした場合は、逃げるという手段も有効なので無理に理不尽な仕打ちに耐える必要はありませんが、貧困生活となるとそういうわけにはいきません。
逃げたところで生活苦から開放されることはないですからね。
逆境を跳ね返せるだけの精神・根性・忍耐が備わっているのといないのでは、行動にも大きな差が出るのではないでしょうか?
貧困に陥って生活が回らなくなると、うまく思考が働かなくなってしまいがちなんですよ。
毎日、毎晩「お金がない!どうしよう・・・」と悶々としていても、何も現状は変わりません。
思考が働かない状態で良いアイデアなんて出てきませんからね。
そんな時は、余計なことを頭の中からできる限り排除して、
- 支出を減らして収入を増やす
- 短時間高収入
- 節約よりも少しでも収入を増やすことを優先
だけに集中した方がシンプルです。
あとは、覚悟を決めて徹底的に行動しまくる。つまずいたら次に行くだけです。
たとえ、周囲にバカにされようが構いません。
最大の敵は自分の中にある恐れの感情です!
恐れの感情は、行動を妨げる原因になりますからね。
ここまで徹底するには、やはり精神力、根性、忍耐力というのは重要だと思うんですよね。
- 問題を複雑化せずにシンプルに捉える
- やることを単純化して行動に注力する
- 逆境を乗り越えるには精神論や根性論も多少は必要
↑↑要点はこんな感じですね。
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どのように厳しい現実と向き合っていくか?
ちょっと厳しい内容になってしまったかもしれませんが、それには理由があります。
アラフォー貧困女子が生活苦から脱するというのは決して簡単なことではありませんので、覚悟を決めて行動するためには気を引き締めて読んでいただきたいという意図がありました。
耳障りの良い言葉を並び立てて「つらい状況は永遠に続くわけではありません!もっと自分に自身を持って自分を信じてがんばりましょう!」なんて綺麗なオチに持っていくこともできたわけなんですけど、あえてそれはしませんでした。
生活を脅かす深刻な問題に直面していて、それが死活問題だとしたら、そこに必要なのは耳障りの良い癒やしの言葉ではないと思ったからです。
しかし、人間っていう生き物は弱いもので、つらい状況に陥った時「これじゃダメだ!」とわかっていても、現実逃避に走ってしまいたくなるんですよ。
冒頭で取り上げた貧困女子に関するネットニュースの記事なんか見せられたら、目を背けたくもなりますよね?
でも、それが現実なんだから受け入れて、行動することでしか貧困からの脱出はできません。
こうしている間にも時間は無情に過ぎていきます。
現実は厳しいかもしれませんが、向き合い方は人それぞれです。
短時間高収入の仕事をするのも良いですし、もちろん頼る人がいるなら助けを求めてもOKです。
どうしても生活できないほど困窮していて、受給条件を満たしているのであれば生活保護の申請もやむを得ないでしょう。
選択肢はひとつではないですからね。
身体が元気に動くのであれば、
- 支出を減らして収入を増やす
- 短時間高収入
- 節約よりも少しでも収入を増やすことを優先
を意識してみてください。
そして、行き詰まった時は、
- 問題を複雑化せずにシンプルに捉える
- やることを単純化して行動に注力する
- 逆境を乗り越えるには精神論や根性論も多少は必要
を思い出して一度気持ちを整理しましょう。
あとがき:宿命からは逃れられない
話は冒頭に戻りますが、「もしアラフォー貧困女子についての取材を受けていたとしたら、リアルな現状は語れないけど何を伝えたいか?」という趣旨で書いてみました。
世代の違う方が読んでもしっくりこない可能性はありますけどね(汗)
しかし、明日は我が身ということもあって、同世代に向けたメッセージってどこか厳しいものになってしまいますね・・・。
アラフォー貧困女子については社会問題として取り上げられることも多く、難しいテーマではありますが、声を上げたところで世の中が変わる保証なんてどこにもありませんし、誰かが何とかしてくれるわけでもないので結局、自分の生活は自分で変えていくしかないんですよね。
あーだこーだ議論したり、解決案を模索したところですぐに問題解決なんてしませんからね。
自分の人生は自分で切り開くものです。
運悪く就職氷河期世代に生まれてきてしまったことを嘆いていても、現実は何も変わりません。
世の中って理不尽なことも多いですけど、逆境に陥った人間には、ユートピアを求めてさまよい歩くよりも今いる場所でどう生きるかが重要なんじゃないかな?
「宿命からは逃れられない」ということです。