最近では、働き方改革だとかなんだかで働き方の多様化が話題になったりすることも増えていて、横文字のよくわからない◯◯ワーカーみたいな言葉もたくさんありますよね?
たとえば、ちょっと前だとノマドワーカーとかね。
このブログでも前回「雇われない生き方・働き方」について取り上げてみましたが、アラフォークライシス世代(私も含む)の非正規雇用を余儀なくされている人たちにとっては、日銭を稼がなければならないので、いきなり事業を起こすといっても困難な場合も多いでしょう。
実際に私もそうでしたからね。
生活費を稼ぐための仕事でいっぱいいっぱいの人も多いかもしれません。
しかし、いつまでもその状況から抜け出せないでいると、何年経っても生活は苦しいままです。
私個人としては、最初は派遣やバイトで日銭を稼ぎながら、時間をかけてでも自分の生活を支えるための仕組みを構築した方が良いと考えています。
どこまで参考になるかわかりませんが、自分の経験をふまえて、アラフォークライシス直撃世代でもある私なりの働き方について書きたいと思います。
この記事は、アラフォークライシス直撃世代の独身女性たちを想定読者として書いているため、妻子持ちのサラリーマンの方や真っ当に会社勤めをされている方にとっては、役に立たない内容かもしれません。
もくじ
ライスワークとは?
ライスワークとは、文字通り「ご飯を食べるためにする仕事」という意味で使われます。
ご飯を食べるというか生活費を稼ぐための収入源です。
生きていくためには、家賃やら食費やら光熱費やら通信費やら・・・生活費を稼ぐ必要がありますからね。
生活のために好きでもない仕事をしなければならない場合もあります。
私もこれまでライスワークはたくさんしてきましたよ。
まあ、私の場合、生活のために仕方なくとは言っても、仕事の内容そのものが苦痛だったことは少なくて、むしろ職場では人間関係での悩みが多かったわけですけどね。
好きな仕事でもなければ、やりがいを感じるわけでもないので、生活費のために仕方なく働いている人たちが集まれば、そりゃ会社の愚痴ばかりになるのも理解できますよw
嫌々仕事をしている人も世の中にはたくさんいますからね。
とはいえ、決して手を抜いたり、いい加減な気持ちで仕事に取り組んでいるわけではありませんよ。
与えられた仕事は、きちんとこなしますし、それなりに努力もします。
たとえば、私も過去にこのブログで以下のような発言をしていますが・・・
私にとって雇われて働くことは、単なる生活費を得るための手段に過ぎず、社会的なステイタスみたいなものは求めていません。
引用元の記事:40代で仕事がつらいと感じる人が多いのはなぜ?
これは、決して好きな仕事ではないからいい加減に取り組むという意味ではありませんからね。
じゃなきゃ、ここまでしませんよ(笑)↓↓
かんたんに言ってしまえば、ライスワークは余計なやりがいだとか、愚痴ばかりのコミュニケーションだとか、そういったものは一切排除して生活費を稼ぐために徹するって感じですかね。
実はそうじゃなかったりもするんですが、詳しくは記事の後半部分で書いてます。(意味深w)
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ライフワークは時間・労力・資金を投資して育てる
ライフワークとは、自分が使命だと思えるような仕事だとか、好きな仕事、やりがい・生きがいを実感できる仕事みたいな意味合いで使われますが、私の場合はそこまで大袈裟なものではなく、やっていて楽しいというか、時間を忘れて没頭できる仕事って感覚ですね。
最近は何やら「好きなことで生きていく」といったYouTuberのキャッチコピーの影響なんかもあるようで、趣味や遊びで生計を立てるみたいな風潮もあるようですが、私の場合はちょっと違うかな。
もちろん何か好きなことや得意なことがあって、それを直接仕事につなげられる人はそれでいいと思いますよ。
重要なのは、きちんと「ワーク=仕事」として成立させること。
ただ単に好きなことをしていても収益化できていなければ、それは仕事として成立していませんからね。
どうやって仕事にするかは、↓の記事が参考になると思います。
よく好きなことで稼ごうとして、すぐに収益化を求める人なんかもいますが、ゼロベースでの立ち上げだと軌道に乗るまではそれなりに時間と労力を費やす必要がありますからね。(時間と労力を短縮する場合は資金投下も・・・)
ライフワークは収益化まで時間がかかるからこそ、その期間の生活を支えるためにライスワークが不可欠だということです。
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ライクワークとかライトワークもあるけど?
わかりやすいようにあえて、ライスワークとライフワークの2つに分けて説明していますが、厳密にいうとライクワークとか、ライトワークとか呼ばれるものもあります。
簡単に説明するとこんな感じ↓ですが、まあ、意識の高い人でなければ頭の中がゴチャゴチャになるので、↓の2つはライフワークと一緒だと考えてもさほど大きな問題はないんじゃないかなと。
- ライクワーク:好きな業務内容や適性のある仕事
- ライトワーク:社会貢献や人類を光に導く仕事
まあ、私としては、あんまり細分化せずにシンプルに考えた方が行動にも移しやすいと思うので、ライスワークとライフワークの両輪をうまく回していくイメージがちょうどいいんじゃないかな?
ということで、ここまでは長い前置きでして・・・
実はここからが本題です。
派遣やバイトなどの非正規雇用は武器にできる!
この記事は、主に正社員になれず派遣やバイトで食いつなぎながら生活しているアラフォークライシス世代の独身女性に向けて書いています。
世間一般では、定職に就くことなく職を転々としているとマイナスのイメージがあるようですが、私はひとつの職に留まらず、転々と移動できるフットワークの軽さはひとつの強みだと考えます。
私の場合、会社を辞めて派遣やバイトを転々として生活費を稼ぎながら、着々と自分のライフワークを育ててきました。
ライフワークを育てるために必要なライスワークを選択し、ライスワークで得た知識やスキルをすべてライフワークにフィードバックすることで、生活を安定させつつも2つの両輪を回して大きくしてきたわけです。
これはすぐに辞めることが可能な派遣やバイトだからこそ、有効な手段でした。
では、簡単にではありますが、実際に私がやってきたことを書きますね。
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ライスワークから必要な知識やスキルを吸収してライフワークを成長させる
先ほど「ライスワークで得た知識やスキルをすべてライフワークにフィードバックする」なんて書きましたが、具体的にそれがどういうことかを簡単に説明していきますね。
まず私が選んだライフワークは、主に文章を書くことなんですけど、それにはブログ運営だけでなく別のサイトや他社様の媒体なども含まれます。
ここではわかりやすいようにブログとしておきましょうか。
1年以上前の話になりますが、私はこれまで↓のような仕事をしてきました。
- 市場調査員
- 広告を扱う仕事
- ライター
- 試食販売
- データ入力
- ネットショップの運営スタッフ
↑おそらくどれも普通の仕事で、派遣とかバイトではよくある類のものだと思います。
しかし、これらの仕事はすべて私のライフワークにつながっており、必要な知識やスキルを取得する場でもあるというわけなんですね。
わかりやすく書くとこんな感じかな?
- リサーチ(市場調査員・データ入力)
- プロモーション(広告を扱う仕事)
- 販売(試食販売・ネットショップ)
- 訴求(ライター)
先ほどライフワークは生活費を稼ぐことに徹すると書きましたが、最初から↑の知識や技術を取得することが目的で潜入しました。
あとは、その職場でしか手に入らないインサイダー情報かな。(インサイダー取引はしてないですよw)
ライスワークの仕事で得た知識や技術は、すべて自分のライフワークに活かされています。
ブログを運営するにあたってネットで情報収集したり、セミナーに参加するのも良いとは思いますが、すでにレッドオーシャンだったので、実務経験を積んだ方が早いと思ったんですよね。
とくにアンケートを取ったり、集計したりといった市場調査や見込み客の購買意欲を直接的に感じることができる対面での試食販売は、ネットの世界だけでは身につかないような人間の消費行動を学ぶことができました。
ちなみにこのブログは、主にF2層(35-49歳の女性)を軸にターゲットを設定しているわけですけど、こういったところにも市場調査や広告を扱う仕事などのライスワークで得た知識は活かされています。
また、最後にライター契約していた会社とは、現在も良いお付き合いをさせていただいてます。
これはたまたまなのかもしれませんが、勤務先を取引先に変えることも不可能ではないということです。
私の場合はザッとこんな感じでしたが、以前書いた↓の記事に登場する私の友人も実は同じようなことをしていました。
↑の記事に出てくる私の友人も、アラフォークライシス世代で高学歴にもかかわらず、非正規雇用での仕事を余儀なくされていました。
記事を読んでいただくとわかる通り、彼女もまた派遣やバイトを転々としているだけのように見えて、実は何年もかけて店舗経営を現場で学んでいたんですよね。
もともと頭の良い彼女は、飲食店での接客だけでなく経理事務やコンサルティング会社を経て、これまで自分がライスワークから吸収してきた知識やスキルを総動員して、最終的には自分が店舗を経営するまでになりました。
このようにライスワークとライフワークをバランスよく回していくことで、いつの間にか生活費を稼ぐ手段でしかなかったライスワークが意味のあるものになっていきます。
別に大規模な事業を立ち上げる必要なんてありません。
自分一人が自立して生きていけるだけの収入を確保できればそれでOKですし、それ以上を目指したいのであれば事業拡大を視野に入れても良いと思いますよ。
とはいえ、とくに女性の場合は「年商10億円の企業を作る!」とか「不労所得が・・・」とか、大金に目が眩むような人は少ないですし、きちんと地に足をつけて勤務先の会社に依存せず、自立した生活基盤を作ることを目標にすればいいんじゃないかなと。
本業とか副業の次元では考えない
ライスワークとライフワークなんて話をすると、
- ライスワーク=本業
- ライフワーク=副業
といった認識が一般的だったりしますが、私はあまり分けて考えてはいません。
雇われることで大きな仕組みを構築し、稼働させている企業の内部を探りに行くのがライスワークで、小さな仕組みを作ってトライ&エラーを繰り返しながらじっくり育てていくのがライフワークといった感じでしょうか。
また、ライスワークの職場をひとつのコミュニティとして捉えている部分もありますね。
職場を転々とするのは単にコミュニティを移動しているだけような感覚だったりします。
ライフワークを発展させるために、必要であれば短期のバイトに行ったりして新たな知識やスキル、情報を取りにいくこともあります。
なので、巷でよく言われるような副業の収入が本業を超えたら独立みたいな考えもありません。
たぶん、こういうところに男女の違いがあったりするんじゃないかな?
女性にとって職場っていうのは、しのぎを削るような堅苦しい場所ではなくて、単なるコミュニティだったりしますからね。
ライスワークとライフワークの両輪については、収入を基準に回していくわけではなくて、あくまでも仕事ありきで考えています。
要点をまとめると?
思い返してみると、ここまで辿り着くまで私は、かなり遠回りしてきました。
実際にライフワークが軌道に乗るまで時間もかかりますしね。
それを知っているからこそ、変な一攫千金を謳う怪しい情報にも惑わされず、やってこれたのかな?
最後に要点だけを簡単にまとめるとこんな感じです↓
- ライフワークの設計
- ライフワークに必要な知識やスキルを棚卸し
- ライフワークに活かせる仕事(ライスワーク)に潜入
- 必要な知識やスキル・インサイダー情報などを取得してライフワークに応用
- ライスワークで生活費を確保しながらライフワークを育てていく
ライフワークは、好きなことや得意なことがあれば理想的なんですが、別になければそれでもいいと思ってます。
自分のペースでできて、苦痛じゃない仕事であればOKなんじゃないかな?
私だって文章は苦手な方ですし、自分のペースでできるからやってるだけだったりしますからね。
また、ライフワークって最初の頃はほとんど仕事として成立しないので、知恵を振り絞りながら時間と労力をかけて育てていく必要があります。
途中で心が折れそうになったら、↓の記事を読んで、弱肉強食の野生の世界に野良猫として生きていることを思い出してください。
ただし、ライスワークの場では非正規雇用とはいえ、ある程度は会社に守られているため、完全に野生の世界に生きているわけではないので少しは安心ですよw
ライスワークとライフワークの両輪をバランスよく回すことで、自立した生活を手に入れたら、次のステップとして完全に雇われずに生きていくのももちろんありです。
事業を営むうえで、男性と女性が本能的に大きく異なる点は「時間をかけて大切に育てること」という視点かもしれません。
植物に水を上げたり、どこか子育てにも似たような感覚といえばわかりやすいかな。
男性は攻め、女性は守りといった感じでしょうかね?
あと・・・最後に誤解のないように言っておきますと、私のライフワークはブログ運営じゃないですからねw(別にありますよ~内緒だけど)