生きていれば人間、時には投げやりになってしまいそうなこともあります。
突然、自分の人生が嫌になったり、もう何もかもがどうでもよくなってしまう時ってありませんか?
この状態の何が嫌かというと、感情の矛先が自分自身だったり、やり場のない混沌とした気持ちを抱えて過ごすことなんですよね。
「あー、もう嫌だ!!!人生やめたい!!!」なんて思わず叫びたくなるような・・・。
私も10~20代頃までは、そんなことがよくあってイライラしてましたよ?
ということで、「人生が嫌になった時はどうすればいいか?」について一緒に考えていきたいと思います。
ちなみに今回のテーマは、前回の「人生やり直したい!どうすればやり直せるのか?」の続編というか、補足的な内容です。
今回は、人生をやり直したいという心境に至る前の段階について掘り下げていきます。
とくに第一歩を踏み出せない場合は参考にしてみてください。
4つの原因と対処法を頭に入れておけば、きっと役に立つこともあるでしょう。
もくじ
人生が嫌になる4つの原因とは?
人生が嫌になる原因は、耐えきれないほどの精神的負荷や苦痛だったりします。
どんな時に人生が嫌になるのかを考えると、原因についてもわかりやすいかと思います。
人生において耐えきれないほどの精神的負荷や苦痛が生じる時とは、一体どんな時でしょうか?
一般的によくある共通項を絞ってみると、主に↓の4つがそれに当てはまると思います。
- 嫌なことばかり続いている
- 自分では解決困難な問題に陥っている
- 過剰なストレスや大きなショックを受けている
- 喪失感に襲われている
本当は挙げればキリがないんですけど、あえてわかりやすいように4つに絞っています。
では、ひとつずつ説明していきましょう。
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嫌なことばかり続いている時
嫌なことばかり立て続けに起こることってありますよね?
「一難去ってまた一難」なんてコトワザがあったりしますが、まさにその通りといった感じです。
ひとつの問題が解決したと思ったら、ホッと一息つく暇もなく、次々と嫌なことが立て続けに起こると「いい加減にしてよ!もう人生が嫌だ!」という気持ちにもなってしまいますよね?
あと、イジメやパワハラなんかも被害者にとっては嫌なことが毎日続くので、人生が嫌になる原因になりやすいと思います。
自分では解決困難な問題に陥っている時
以前、↓の記事でも触れましたが、人生というのは自分ではどうにもできないことが起こったりするものです。
どうあがいても自分一人では解決できない問題に陥ってしまうと、思うように身動きが取れず、嫌な気持ちで何日も過ごさないといけなかったりする場合もありますからね。
とくに自分以外の誰かが関わっていて、その人次第で自分の運命が左右されるような出来事に遭遇した時なんかは、モヤモヤした気持ちにもなりますよね?
ちなみに以前、このブログでも取り上げた金欠病も酷い状態になると、借金が雪だるま式に膨れあがって自分一人では解決困難な問題に発展する場合もあります。
過剰なストレスや大きなショックを受けている時
過剰なストレスや大きなショックを受けると、人は思考停止しやすく、何もできなくなってしまう傾向が強かったりします。
人によって事情はさまざまだと思いますが、
- ストレスMAXで何もかも投げ出したくなる
- ショック過ぎて何もかもが嫌になる
- つらすぎて生きていくのがもう嫌だ
↑のような気持ちになったことはありませんか?
その原因は、過剰やストレスや大きなショックによるものだったりする場合が多いようです。
喪失感に襲われた時
大切な存在を失った時、悲しみや絶望ばかりで人生が嫌になって、何もしたくなくなることがあります。
たとえば失恋だったり、ペットロスだったり、親しい人との死別・・・。
私の場合は20代の頃、いつも一緒に遊んでいた親しい友達、夜の世界でお世話になった憧れの女性、何があってもいつも味方でいてくれた高校生だった頃のバイト先の店長が亡くなりました。
当時は、何も手につかなくて、抜け殻のような日々を過ごしていたのを覚えています。
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不安定な精神状態がいつまでも続くと何もかもが嫌になってしまう
耐えきれないほどの精神的負荷がかかると、心が不安定になっていくものです。
安心できないのだから当然といえば、当然なんですけどね。
そして不安定な精神状態がいつまでも続くと、何もかもが嫌になって、自分の人生を否定的かつ悲観的に捉えてしまうという・・・。
物事を冷静に考えることもできなくなってしまいます。
そんな状態で、何かをしようとしてもうまくいくはずがありません。
とはいえ、生活を維持していくためにはやらなければならないこともあるのでそうはいかず、負のスパイラルは続きます。
この状態に陥っている人にアドバイスや解決策を提示しても、本人にとってはそれどころではなかったりするものです。
では、一体どうしたらいいのでしょうか?
まずは落ち着くことが最優先
人生が嫌になった時、まず優先して考えることは、解決策ではありません。
先ほども書いたとおり、思考が働かない状態では何をやってもうまくいかないからです。
まずは、気持ちを落ち着かせることが重要です。
気持ちを落ち着かせることで、物事を冷静に捉えることができて、人の話がきちんと心に入ってくる状態が整います。
落ち着くことが最優先です。
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人生が嫌になった時に覚えておきたい対処法
原因と精神状態を把握できれば、あとは対処法です。
人生が嫌になった時の対処法についてシンプルに要点だけをまとめてみました↓
- 気持ちを落ち着かせる
- 思考の癖を理解する
- 自分一人で抱え込まない
- 焦らない・急がない
重要なのは、すぐに解決しようとしないことです。
では、ひとつずつ解説していきましょうか。
気持ちを落ち着かせる方法
気持ちが落ち着かなくて、感情的になりやすい時は軽い運動をしたり、リラックスすると良いと言われています。
気持ちを落ち着かせる方法をいくつか挙げてみましょう↓
- 軽い運動(ストレッチ・ジョギング・ヨガなど)
- 散歩
- ドライブ
- 入浴
- 部屋の掃除
無心になれるものがひとつでもあれば良いかも知れませんね?
私の場合は、散歩や部屋の掃除をすることが多いです。
部屋の掃除をしていて綺麗になると、なぜか心も落ち着くんですよね。
リラックスする方法については、↓の関連記事も合わせて参考にしてみてください。
仕事疲れにリフレッシュは不可欠!もっとも簡単で効果的な方法とは?
一部を全体として捉えてしまう思考の癖を理解しよう
精神的に耐え難い出来事が起こっても、人生すべてを嫌になる必要はありません。
落ち着いて考えてみると、人生の中のたった一場面だけで自分の人生そのものを拒絶するのも変な話というか、一部を全体として捉えてしまっているように思えます。
精神的負荷に押し潰されそうになっているのは、人生においてほんの一部の出来事に過ぎなかったりするわけです。
人生全体と人生が嫌になる出来事を結びつけて考えないことも重要ですからね。
すべてを拒絶したり、否定せずに、落ち着いて直面している問題の本質を考えるようにしましょう。
自分一人で抱え込まない
パニック状態だったり、自分が今遭遇している出来事をうまく客観視できない時は、自分以外の人に相談した方が良かったりします。
自分以外の視点が加わることで、新たな気づきが得られることもありますからね。
人に相談することは、カッコ悪いことでも、恥ずかしいことでもありません。
焦らない・急がない
人生には急いでもどうにもならないことがあったりするものです。
「早くなんとかしなければ!」と焦ってしまう気持ちも理解はできますが、すぐにどうにかなる問題でなければ、時間の流れに身を委ねることも時には必要です。
とくに深く傷ついたり、喪失感に襲われた時は、下手になんとかしようとせずに時間の流れに身を任せることで徐々に回復することもありますからね。
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生きる気力がないほど精神的に追い詰められている場合
最後に注意として触れておきますが、人生が嫌になって、生きる気力がないほど精神的に追い詰められている場合は、放っておくと危険だったりします。
- もう生きていく自信がない
- 気持ちを落ち着けようとしてもどうにもならない
- 気力がないだけでなく、身体にも異変が生じている
- 自分の意思で動けなくなってしまった
↑のような状態は要注意です。
一人で塞ぎ込むのではなく、誰かに助けを求めるか、できれば早い段階で心療内科を受診することをお勧めします。
先ほど、自分一人で抱え込まずに誰かに相談した方が良いと書いた理由はここにあります。
まとめ
わかりやすいように要点のみをまとめておきますね。
人生が嫌になる原因
- 嫌なことばかり続いている
- 自分では解決困難な問題に陥っている
- 過剰なストレスや大きなショックを受けている
- 喪失感に襲われている
対処法
- 気持ちを落ち着かせる
- 思考の癖を理解する
- 自分一人で抱え込まない
- 焦らない・急がない
- 気持ちを落ち着かせることが最優先
- 解決を急ぐのではなく、時間の流れに身を任せるのが良い場合もある
- うつ状態が続くようだったら心療内科を受診
以上、人生が嫌になった時は、ぜひ参考にしていただけたらと思います。