年を追うごとに周囲にも自分より若い人たちが増えてくるものですが、私の場合、昔からわりと年上の友人や知人が多かったりします。
つい先日も久しぶりに友人と連絡を取ったわけなんですけど、話をしていてひとつ気になった言葉があります。
それは「毎日がつまらない」という言葉なんですけどね。
若い頃は、「毎日がつまらない」と言われてもそれほど気にすることはなかったし、「つまらない」のニュアンスも違いましたが、さすがにこの年代になるとちょっと重いというか・・・。
アラサーに突入した辺りからこの言葉を周囲の人たちから聞くようになって、「私も年を取って毎日がつまらなくなるのかな?」なんてことを考えたことはあります。
しかし、実際にアラフォーに突入した現在では、決してそんなことはないと思っています。
一般的な価値観で語ると、私なんてバツイチで結婚には失敗してるし、今でこそ生活には少し余裕が持てるようにはなったけど決して安定収入が保証されているわけではないし、決して恵まれた環境にあるわけじゃないんですけどね。
実はここ最近、「毎日つまらないよ」という言葉を聞かされたのは一人ではありません。(いずれも40代)
やはりほとんどの人たちは年を取ると毎日がつまらないと感じるものなのでしょうか?
ということで、私なりの考えを書こうかなと思います。
もし現在「毎日がつまらない」と感じている人やこれから年を取るごとに毎日がつまらなくなっていくんじゃないかと不安に思っている人は、参考にしていただけたら嬉しいです。
もくじ
毎日がつまらなくなる人の特徴
先日、ある友人と話をしていて「毎日がつまらない」という言葉を口にする人が何人かいたことに気づいたわけですが、なぜつまらないのか気になったのでいろいろと突っ込んでくわしく話を聞きました。
その結果、わかったことは↓↓の通りです。
- 精神的にも経済的にもとにかく余裕がない
- いつも何かに追われている感じがする
- 日常に不安要素が多い
- 交友関係が固定的
- 人間関係が複雑
- 現実をうまく受け止められていない
友人に話を聞いた後、自分でもいろいろと調べてみた結果、私の知っている「毎日がつまらない」と嘆く人たちに当てはまる特徴は↑↑ではないかという結論に達しました。
もしかしたら世間で定義されていることとは違うかもしれませんけどね。
調べていて思ったんですけど、とくに現代社会ではこのような特徴をもつ人が増えるのも、ある意味仕方ないかなと・・・。
そのことについてもう少しくわしく語りましょう。
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危機的状況が毎日を不安に変える?
アラフォー世代に限った話ではありませんが、やはりこの年代になると精神的にも経済的にも危機的状況に陥る可能性は意識せざるを得なかったりします。
とくに私と同年代の氷河期世代と呼ばれる人たちは、↓↓のような問題を抱えている場合も多いですからね。
他にも病気や離婚といった危機的状況に直面する可能性も高くなります。
病気や離婚によって失うものも多いですからね。

当然、危機的状況に陥ってなんとかしなければいけないとなると「毎日つまらない」と嘆きたくなる気持ちも理解できますよね?
社会的な立場や責任が重くなると毎日がつまらなくなる?
これは主に男性に多いと思いますが、この年齢になると会社で役職に就いたり、部下の面倒を見たり、組織のマネージメント的な業務が増えて、他人の責任を背負う必要性が出てきます。
部下のミスは自分の監督責任でもありますからね。
そして、関わる人が増えれば人間関係も複雑化するため、その分ストレスも溜まりやすくなります。
上から突かれ、下からも言われ、板挟み状態になりやすいのもこの世代ではないでしょうか?
そんな毎日に消耗していたら、そりゃ「毎日つまらない」と愚痴のひとつもこぼしたくなるのもわかります。
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自分のことが後回しになりやすい環境
40代になると自分のやりたいことを優先できない状況が増えます。
たとえば、子供がいれば自分よりも子育て優先、責任重大な仕事を任されていれば仕事が最優先といった人も多いのではないでしょうか?
やりたいことがあっても、優先順位を考えると難しく、圧倒的に時間が足りないという人もたくさんいるでしょう。
ゆっくり自分と向き合う余裕もない状態が続くことで「私の人生って何なんだろう?生きている意味がわからない!」という答えの出ない自問自答を繰り返す人も多いと思います。
つまり、ミッドライフクライシスにも陥りやすいということです。

若い頃のようにはいかない現実を受け止めよう!
年を取るとどうしても若い頃のようにはいかなくなるものです。
たとえば、わかりやすいところでいうと、
- 体力の衰え
- 変化への適応能力
などがあげられますよね?
そして、若い頃に思い描いていた理想や幸せ像にいつまでも囚われ続けていると、現実とのギャップに苦しむことになります。
もちろん若々しさは大切なんですが、それは表面上の若さではなくてチャレンジ精神だったり、好奇心や探究心ではないでしょうか?
たまに話をしていると、まるで20代の感覚で生きているような40代の人とかもいますが、若々しいと感じるよりも「この人、大丈夫かな?」と心配になってしまうことのほうが多いように思えます。
とくに女性であれば老いを受け入れるのは嫌だと思いますが、現実を受け止めることができないと年を取るごとに苦しみが増していくような気がします。
いつまでも現実逃避していても苦しいだけですからね。
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受け身で生きている人ほど毎日がつまらなくなる年代
若い頃は背負うものも少なくフットワークも軽いせいか、とくに何も考えずに流されていても、それなりに楽しく過ごせたかもしれません。
若い頃は、テキトーが通用しますからね。
その場限りの楽しさを追い求めて生きていけるのも若さゆえだったりします。
しかし、40代となるとそうはいかなくなるものです。
- 社会的な立場や責任の重さ
- 自分よりも優先すべきことの多さ
- 危機的状況に陥る可能性
- 年齢による衰え
若い頃とは違って、いつの間にか毎日がつまらなくなる要素がてんこ盛りではないですか?
最初のほうであげた毎日がつまらない人の特徴を思い出してください。
- 精神的にも経済的にもとにかく余裕がない
- いつも何かに追われている感じがする
- 日常に不安要素が多い
- 交友関係が固定的
- 人間関係が複雑
- 現実をうまく受け止められていない
↑↑これらに囚われず楽しく生きるには、受け身の姿勢では難しいわけです。
自分で考え、決断を下し、行動することで、
- 精神的な余裕
- 経済的な余裕
- バランスの取れた交友関係
- シンプルな人間関係
- 地に足の着いた生き方
↑↑を手に入れる必要があります。
私が見る限りでは、アクティブな人ほど年を取っても毎日が楽しそうです。
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知識や経験が邪魔になることも?
40年前後生きているとそれなりに知識や経験も蓄積されていくものです。
しかし、時には知識や経験が足枷となって行動を妨げる要因となる場合もあるんですよね・・・。
- なんとなくわかった気分になって行動せずに満足してしまうこと
- 知っているからこそ、なかなか行動に移せないこと
- 過去の経験ですべてを判断してしまうこと
- 前例がないと踏み出せないこと
↑↑心当たりありませんか?
時にはあえて捨てる選択を!
ある程度、年齢を重ねてそれなりに人生経験も豊富になると、いろいろなものを持っていると思うんですよ。
そして手に入らないものほど、ほしくなったりもするものです。
それは物欲に限った話ではありません。
しかし、手に入らないものを必死に求めることが、時には大きな苦しみを生むこともあるんですよね。
とくに自分以外の人たちは当たり前のように手に入れているのに、自分だけが持っていないものとか・・・。
「どうして私だけ?」みたいな感情に支配されてしまうと、毎日がつまらないどころか苦しくなります。
時にはあえて捨てるという選択も必要なんじゃないかなと思うわけです。
無い物ねだりは苦しいですからね。
「あれもほしい」「これもほしい」と求めていてもキリがありませんよね?
ちなみに私の場合は、正社員とか出産は諦めました。
まるで負け組みたいにいわれることもあるようですが、実際はその分、自由な時間は増えたし、煩わしい人間関係からも開放されました。
でも、再婚はそのうちするかもしれませんけどね(笑)
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毎日が地獄だった!生きる希望が持てなかった過去が教えてくれたこと
冒頭でこんなことを書きましたが・・・
アラサーに突入した辺りからこの言葉を周囲の人たちから聞くようになって、「私も年を取って毎日がつまらなくなるのかな?」なんてことを考えたことはあります。
実は私も過去に「毎日がつまらない」と感じていた時期はありました。
つまらないというよりまるで地獄でした。
あらためて当時のことを思い返すと、私の場合は危機的状況が早く訪れたことで今があるって感じなんですよね。
生きる希望が持てなかった日々から必死に抜け出そうとして、ずっとそばにいてくれた人たちのおかげで今の私があります。
だからこそ私は、たとえバツイチで社会的な立場はもちろん、信用もないアラフォー独身女であっても毎日、わりと楽しく過ごせているのだと思っています。
もし私がちょっとしたことで「毎日つまらないよ・・・」なんてことを言ってしまったら、あの頃ずっと一緒にいて支えてくれた友人たちの想いに背くような気がするんですよね・・・。
精いっぱい生きて、笑顔で楽しくいられたらと思っています。
とは言っても・・・
- 精神的な余裕
- 経済的な余裕
- バランスの取れた交友関係
- シンプルな人間関係
- 地に足の着いた生き方
↑↑を得るために私が選んだのは、すべて自己責任のイバラの道なんですけどね。
今では、毎日が試行錯誤の連続ですよ。
決して楽ではないけれど、「毎日がつまらない」と感じていた頃よりも生きている実感はあります。
結果的にわりと楽しく生きることもできていますしね。
※「結果的に」というのが重要!
おそらく、つまらない毎日から脱却しようとして安易に楽しさを求めていたら、今の私はないでしょうね。(この意味わかるかな?)
もうちょっと、日本全体の危機も感じてほしい。社会のこと、社会全体の問題にも関心持って。
そうですね・・・
しかし、漠然と「感じてほしい」「関心を持って」といっても、他人や不特定多数の意識を変えることって難しいですものです。
具体的に何か良い手段はありますか?
受け身で・・・の部分とても共感しました。
結局、つまんない人生を選んだのは自分ってことなんですよね。
好奇心とかなくなって、ルーティンの中で生活して、なんかスカッとすることないかなぁって受け身で待っている自分に気が付きました。
あと、若い頃みたいにモテなくなって、異性に優しくされなくなるのも、受け入れたくない事実です・・・。
コメントありがとうございます。
やはり、自分から積極的に何かをしようという姿勢は大事ですよね〜
たしかに年をとると受け入れたくない事実も増えてはいきますが・・・
うまく折り合いをつけて生きることができれば良いと思います。